ワールドツアー開幕直前のオーストラリアにて、先日のサーフェストに続いて開催されたQS6,000イベント「AUSオープン(正式名:Australian Open of Surfing)」。
本日3月5日に終了した同イベントは、日本人の大原洋人プロによる目覚ましい活躍もあった中、メンズはジェシー・メンデス(ブラジル)、ウイメンズはマリア・マニュエル(ハワイ)の優勝で幕を閉じました。
今回の記事は、本日終了したばかりのAUSオープンのレポートやハイライト動画などをお届けします。
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同イベントは、カリフォルニアのハンティントンビーチで開催されているUSオープンのオーストラリア版として2014年からスタート。本家同様、スケートやミュージックも加わった複合イベントです。
そのAUSオープンにおいて、USオープンでの優勝経験を持つ大原プロが大活躍。ちなみに、USオープンはWQSの中で最もグレードの高いQS10,000イベントであり、同グレードのイベントにおける日本人優勝者は大原プロのみ。五十嵐カノアさえも達成していない偉業です。
クオーターファイナルからスタートしたイベント最終日。クオーターでは元WCTサーファーのナット・ヤングと対戦した大原プロは、8ポイント台を二本揃えて圧勝。
続くセミファイナルは、優勝したジェシーと対戦。ヒートを見ている限り、シングルハイエストスコアを持っていたのは大原プロで、トータルスコアでジェシーに逆転されてからも、大原プロが再び逆転に必要なスコアは6ポイント台だったので問題ないと思っていました。
しかし、波運に恵まれず、非常に僅差の末にセミファイナル敗退の3位という結果に終わりました。同イベントはQS10,000イベントと変わらないレベルにも関わらず、実際にはQS6,000イベントなので、3位でも獲得ポイントが少ないのが残念です…。
メンズのファイナルは、ジェシー・メンデスと現WCTサーファーのジュリアン・ウィルソン。ジェシーは先日のサーフェストでもファイナリストになり、準優勝でフィニッシュ。
今回の優勝は、サーフェストの借りを返したと言ったところでしょうか。ハイライト動画の最後では、ガールフレンドで現WCTサーファーのタティアナ・ウェストン・ウェブとのキスシーンもあります。
ちなみに、今回のジェシーの活躍を見て思い出すのは昨年のレオナルド・フィオラヴァンティ。レオはオーストラリアでのQSイベントで2戦連続準優勝を果たしてのツアー入り。
ジェシーの場合、昨年のWQSランクは13位とあと一歩だったので、序盤から勢いに乗る今シーズンは、ツアー入りを決めてくるかもしれません。ブラジリアンの勢いは止まりませんね。
ウイメンズのファイナリストは、マリア・マニュエルvsジョアン・デフェイ。ジョアンは、先日のサーフェストでの優勝者。勢い的にジョアンが優勝かと思いましたが、メンズのジェシーと逆パターンとなりました。
ちなみに、今回のイベントを見ていて気付いたのが、マリアのメインスポンサーが変わっていた点。これまではオニールでしたが、ルルレモン(lululemon)にロゴが変わっていますね。
ルルレモンとは、ヨガウェアやランニングギアのブランド。個人的には、サーフブランド以外がプロサーファーをサポートするのはとても良い傾向だと思います。サーフィンが注目されている証ですので。
*イベント詳細に関しては、下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。
公式サイト「Australian Open of Surfing」
*最終日ハイライト動画
https://youtu.be/9ytOmllo33g
*ビッグサイズとなった最終日前日のハイライト動画
https://youtu.be/ueArOaacZ1M