昨年2016年シーズンのワールドツアーにおいて、自身初となるワールドタイトルを獲得したタイラー・ライト「Tyler Wright」(22歳)。
そんなタイラーのサーフスタイルは、パワフルなターンとバレルを得意とするので、ウイメンズサーファーの中でもハードコアな印象が強いサーファーです。
今回の動画は、ツアーイベント初戦の会場となるスナッパーロックスにて、タイラー・ライトがメイクしたエピックなバレルライドの映像をお届けします。
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ウイメンズの中で一際光るバレルスキルを持つタイラー。最も印象的だったのは、昨年のクラウドブレイク(フィジー)でのツアーイベント直前に撮影されたバックサイドバレル。
下記過去記事内に動画が含まれていますが、ウイメンズではまず見ることのないノーグラブでクラウドブレイクのバレルをメイクしましたからね。
2016年WCTウイメンズ第五戦「フィジー・ウイメンズ・プロ」:初日ハイライト
さて、そんなタイラーによる3月8日に撮影されたスナッパーロックスでの今回のバレル動画。swellnetが掲載しているタイラーのコメントは以下の通り。
セットが入ってくるのは見えたけど、乗るつもりはなかったの。でも、弟のマイキーが「タイラーの波!」って声を掛けてくれて、周りのサーファーも「ゴー!」って言ってくれて。
それで乗ってみたら、最高だったわ。顔がにやけてしょうがなかったし、今でもあの話をすると笑みがこぼれちゃうの。これまでにスナッパーでゲットした中でもベストバレルの一本ね。
テイクオフスポットはエントリーポイントとなっている岩場の奥。「behind the rock」と呼ばれるスナッパーロックスのメインピークで、テイクオフからぼっこりとホレ上がります。
サイズがある時のロキシープロにおいて、このメインピークで波待ちしていたウイメンズサーファーは、私の記憶の中ではローカルであるステファニー・ギルモアのみ。それだけテイクオフがハードなのでしょう。
そのためか、今回の波へのアプローチはジェットスキーを利用。ただし、牽引してもらうトウインではなく、ジェットスキーから飛び降りてのテイクオフとなっています。
*タイラー・ライトの過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。
豪オリンピック委員会が競技者支援!ワールドチャンプのタイラー・ライトにも報奨金
2016年WSLのウイメンズ部門ワールドチャンピオンに輝いたタイラー・ライトの軌跡