チッパ・ウィルソン同様、エアリアルのテクニカル面において世界トップレベルのフリーサーファーであるマウイ島出身のマット・メオラ「Matt Meola」(27歳)。
そのマットが、ケリー・スレーターが2014年10月に世界初メイクしたと言われるFS(フロントサイド)エアリバース540をメイクした映像を公開しました。
今回の動画は、FSエアリバース540も収録されたマット・メオラによる2016/2017年ウインターシーズンのフリーサーフィン映像をお届けします。
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怪我の影響からサーフィンからしばらく離れていたマット。西オーストラリアで背中を負傷して6カ月、完治から2~3カ月後に今度は膝を負傷して10カ月ノーサーフ。
そして完全復活した2016/2017年のハワイのウインターシーズンにおいて、世界で二人目となるFSエアリバース540メイク映像を残しました。
ちなみに、BS(バックサイド)のエアリバース540は、マットの親友であるアルビー・レイヤーが世界初メイクしています。
この「540」とは、サーフィンとその他横乗りスポーツの世界では認識が異なります。サーフィンではノーズが岸を向いた状態まで回転させたらフルローテーションなので360。
しかし、実際には飛び出してからの回転角度はフルローテーションと言っても360度を超えているので、スケートボーダーやスノーボーダーによるとサーフィンのフルローテーションは540であり、ケリーやマットのエアリアルはエアリバース720と呼んだりと物議が絶えません。マット本人の見解は540とのことです。
ちなみに、ケリーとマット共にダブルグラブをしてのメイク。ダブルグラブの理由としてマットは、ボードを固定する点、そしてダブルグラブによって体を丸めるので回転が早くなる点を挙げています。
ダブルスピンとも呼ばれるFSエアリバース540のメイクシーンは、動画ラストの3:58~からとなります。エアリバース540以外にも、ブローテールやバリエーション豊富なエアリアルは圧巻です。
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参照記事:「Watch: Matt Meola's Mind-Numbing Double Spin」