現地時間4月29日(カリフォルニア)、ビッグウェイブサーファーにとって最大の祭典であるWSLビッグウェイブアワード(Big Wave Awards)が開催されました。
今年で17回目の開催となる同アワードは、これまでのアナハイムから会場をハンティントンビーチに移しての開催となりました。
今回の記事は、WSLビッグウェイブアワードの各部門受賞映像などをお届けします。
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例年と異なり、受賞者の顔ぶれがガラッと変わった今年のビッグウェイブアワード。これまでならば、シェーン・ドリアン、マーク・ヒーリー、グレッグ・ロングなどが定番の受賞者でしたが一変しています。
同アワードにおいて最も名誉ある「Billabong Ride of the Year」でトップに立ったのは、マウイ島ジョーズで開催されたBWTイベント「ピアヒ・チャレンジ」で二年連続優勝を果たしたビリー・ケンパー。
ウイメンズ部門でトップに立ったのは、ウイメンズにおいて初開催となったBWTイベントで優勝を果たし、初代BWTチャンピオンに輝いたペイジ・アルムス。ということで、メンズとウイメンズ共にマウイ島サーファーが主役となりました。
個人的に圧倒されたのは、乗った波のサイズを競う「Tag Heuer XXL Biggest Wave」と「Biggest Paddle」。二つの部門があるのですが、トウイン(ジェットスキーに牽引してもらって波に乗るスタイル)とパドルインの違いです。
トウインの記録は73フィート、パドルインの記録は53フィート。この記録はフェイス表記なので、波を裏から測るハワイアンスケールにすれば、パドルインは26フィートほど。
ハワイアンスケールで3フィートがオーバーヘッドほどなので、おおよそで9×オーバーヘッドほどとなります。全くをもって想像すらできない世界です…。
ここからは、各部門の受賞作品を紹介します。
*「Billabong Ride of the Year」:ビリー・ケンパー
*「Biggest Paddle」:ベン・アンドリュース
*「Tag Heuer XXL Biggest Wave」:フランシスコ・ポルセラ
*「Tube of the Year」:シャナン・ウォーラル
(この部門は写真審査)
*「TAG Heuer Wipeout of the Year」:ウィレム・バンクス
*「Surfline Best Overall Performance」:ジェイミー・ミッチェル
*「Women’s Best Performance」:ペイジ・アルムス
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参照記事:「Hawaii's Billy Kemper Claims Top Honor at WSL Big Wave Awards」