ウェイブガーデン社によるザ・コーヴ、ケリー・スレーターのウェイブプール「サーフ・ランチ」に加え、水面下では数多くのウェイブプール開発が進んでいると言われています。
そんな競争激化が著しいウェイブプール界において、新たなウェイブプールがオーストラリアで名乗りを上げました。その名は「サーフ・レイクス(Surf Lakes)」。
今回の記事は、サーフ・レイクス社によるウェイブプールに関する内容をお届けします。
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1時間に1,000本の波を発生可能なザ・コーヴとサーフ・ランチの波をミックスさせた形こそが、完成形に近いと思われるウェイブプール。しかし、更なる高みを目指すのがサーフ・レイクス。
現在、オーストラリアQLD(クイーンズランド)州にてすでにデモ施設の建設に取り掛かっていて、今年2017年中に完成予定とのこと。
気になる波についてですが、波数については1時間に最大で2,400本発生可能と言います。優にザ・コーヴの倍以上ですね…。波のサイズや距離の異なる8つのピークから波を同時に発生させ、1分間で40本とのことです。
波の本数だけでも衝撃的ですが、さらに驚きなのは波自体について。サーフ・レイクスには、オッキーこと元ワールドチャンピオンのマーク・オクルーポがサーフ・インダストリー・アドバイザーとして関わっています。
そこで、一つの波のタイプはオッキーの名前から「オッキーズ・ピーク」。オッキーもデザインに携わったオッキーズ・ピークで発生する波は、サイズが2.4メートル、距離が60メートルのレフトのバレル。オッキーいわく「チョープーに似たブレイク」とのこと。
*オッキーズ・ピークのライト版のイメージ映像
サーフ・レイクスに関するオッキーのコメントは以下の通りとなります。
これまでに色んなウェイブプールを見てきて、どれもかなりの出来なんだけど、サーフ・レイクスはレベルが違うんだ。ケリーの人工波も凄いけど、それを上回る代物になるだろうね。
サーフ・レイクスが発表している通りのウェイブプールが出来たとしたら、とんでもないウェイブプールになるのですが、果たしてどうなることでしょうか。
というのも、デモ施設もまだ完成していないので。また、過去を振り返るとウェイブプールは発表していた通りの波を発生できたかというと、なかなか上手く行かないことが多いですし。
ただ、「もしかしたら」と考えると気になってしまいます。今後の進展を楽しみにし、新たな情報が届き次第お伝えしていきます。
公式サイト:「Surf Lakes」
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参照記事:「Former world champ Mark Occhilupo backs ambitious ‘next-level’ Australian wave pool project」