今年は自身が創業者であるアパレルブランド「Outerknown(オウターノウン)」が、フィジーイベントのタイトルスポンサーを務める決断を下した11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーター「Kelly Slater」(45歳)。
その最大の理由こそが、ケリー本人が世界で一番好きなサーフデスティネーションがタバルア島(フィジー)と公言するほど、クラウドブレイクを愛しているためでしょう。
今回の動画は、ケリー・スレーターによるタバルア島の解説、フィジーイベントを終えた後に漏らしたヒートの勝ち方、ワールドツアーにおける今後の目標などを語った映像をお届けします。
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ケリーが初めてタバルア島を訪れたのは、18歳であった1990年。それから現在に至るまで、フィジーイベントでは最多となる4回の優勝経験を誇っています。
そんなケリーが解説するタバルア島のサーフスポットは、「レストラン」と「クラウドブレイク」。どちらも、ワールドクラスのサーフスポットとして有名ですね。
ケリーによると、レストランは各セクションに多少の違いはあるものの、基本的には似たり寄ったりなパーフェクトウェイブとのこと。
一方のクラウドブレイクは、サイズを問わず波が素晴らしく、ハイパフォーマンス向けのセクションやビッグバレルとサーフィンの究極と言えるほど全ての要素が詰まった波と言います。
フィジーイベントの話になると、今年はラウンド3でコナー・オレアリー、昨年はセミファイナルでガブリエル・メディナに敗退したケリー。
ケリーのヒート展開は、ヒート前からある程度のイメージがあり、30分と決められた時間の中でイメージ通りのリズムに乗れるかどうかが勝敗を分けるとのこと。
さて、今年はなかなかそのリズムに乗り切れていないように思えるケリー。とは言うものの、現CTランクは18位なので、翌年のツアー残留の足切りとなるトップ22には入っているのです。
周囲からの期待があまりにも高いため、今年もダメじゃないかと思われがちですが、普通に考えれば悪くないランキングであると言えますね。
では、ワールドツアーにおける今後の目標は!?Jベイ(南アフリカ)、チョープー(タヒチ)、ローワーズ(南カリフォルニア)、パイプライン(ハワイ)で優勝したいと語るケリー。目標通りなら、後半戦からの大逆転でワールドタイトル獲得にいけますね(笑)。
個人的には不可能と言い切ることはできないと思います。ただし、条件としてはイベント期間中にビッグスウェルがヒットすること。
果たして、今季ツアー後半戦で母なる自然が味方して、ケリー劇場が巻き起こるのか楽しみです。