カリフォルニアのレモーで先日開催されたケリー・スレーターのウェイブプール「サーフ・ランチ」でのテストイベント「フューチャークラシック」。
同イベントに出場したウィルコこと、マット・ウィルキンソンが豪トラックス誌のインタビューで興味深い内容を語っていました。
今回の記事は、マット・ウィルキンソンが明かしたフィーチャークラシックの人選、すでに海での開催が決まったと言われる東京五輪でのウェイブプール活用を画策していると思われるWSL(ワールドサーフリーグ)の動きなどをお届けします。
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CTサーファーの中でも選ばれしサーファーしか出場を許されなかったフューチャークラシック。人選の基準についてWSLからは明かされてなかったので、気になるところでした。
なのですが、実はフューチャークラシックに招待されなかったCTサーファーには、WSLから謝罪メールと共に基準が記されていたとのこと。
ウィルコによると「ワールドツアーに在籍しているワールドチャンピオン、そして各国のトップシード」とのこと。
ここで出場サーファーをおさらいしておきます。名前の前に星印を付けたサーファーはワールドタイトル獲得サーファーです。
メンズ
☆ミック・ファニング
☆ジョエル・パーキンソン
☆ジョンジョン・フローレンス
☆ガブリエル・メディナ
☆アドリアーノ・デ・スーザ
ジョーディ・スミス
マット・ウィルキンソン
フィリペ・トレド
エイドリアン・バッカン
五十嵐カノア
ウイメンズ
☆ステファニー・ギルモア
☆カリッサ・ムーア
☆タイラー・ライト
ジョアン・デフェイ
コートニー・コンローグ
ポーリン・アド
シルヴァナ・リマ
セイジ・エリクソン
基準と照らし合わせるとウイメンズは概ね納得ですが、メンズについてはエイドリアン・バッカンと五十嵐カノアについて少し引っ掛かりますよね。
エイドリアンに関しては、実はWSLアスリート代表なのでその辺の兼ね合いがあっての出場かと思います。
では、カノアの場合は!?ウィルコは「カノアは日本代表で参加したんだ。その理由は、日本オリンピック委員会をイベントに招待していたから」という驚きの発言が。
東京五輪におけるサーフィン会場は、千葉の志田下で開催されるとすでに発表されているものの、日本オリンピック委員会を招待したという事は、WSLは日本にケリーのウェイブプールを建設しての開催を画策していることが分かります。
この件についてはウィルコも「ウェイブプールでのオリンピック開催をWSLは狙ってるからこそ、日本オリンピック委員会を招待したんだと思うよ」とコメント。
東京五輪開催まですでに3年を切りました。様々な思惑がうごめく中で、どのような着地点を見出すことになるのか目が離せません。
*ケリー・スレーターが振り返るフューチャークラシックのダイジェスト動画
https://youtu.be/mnIO8bD7Gmo
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参照記事:「MATT WILKINSON – BRING ON THE WSL REVOLUTION」