2017年QS6,000イベントで2勝を挙げ、QSランク6位となって2018年CT入りを決めたブラジリアンのヤゴ・ドラ「Yago Dora」(21歳)。
2018年ツアールーキーとして最も注目を集めるヤゴは、なぜこれほどまでに注目されるのか疑問に思っている方もいると思います。
今回の記事は、ヤゴ・ドラの最新フリーサーフィン動画に加え、これまでのヒストリーを紹介します。
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ブラジリアンサーファーとしては、CT入りする前から異例と言えるほど世界から注目されていたヤゴ。その理由としては以下が挙げられると思います。
・2014/2015年シーズンのハワイでバックフリップをメイク(おそらく、フリン・ノヴァックとガブリエル・メディナに続く世界3人目のメイク映像)
・2015年リリースのボルコムムービー「Psychic Migrations」でトリを飾った
上記だけでも凄く、いつワールドツアー入りしてもおかしくないと言われていたものの、2015年はQSイベント出場を抑えていました。
その理由は、慌ただしいコンテスト生活を送るとサーフィンのレベルアップに専念できないため。
ヤゴにとってワールドツアー入りはプロセスであり、ワールドチャンピオンというゴールを見据えての選択だったのでしょう。
コンテストシーンに向けて動き出したのは2016年で、まず目指したのはQSランクのトップ100。QSで最もグレードの高いQS10,000イベントは出場者が112名で、その出場資格を得るためです。
2016年はQSランク43位で終え、2016年の目標を達成した2017年がいよいよCT入りを目指した初めての年となり、ヤゴの目論見通り、2017年にツアー入りを決定。
CT入りに加え、2017年は母国ブラジルでのCTイベントでトライアルを勝ち上がってワイルドカード出場を決め、コロヘ・アンディーノ、ジョンジョン・フローレンス、ガブリエル・メディナ、ミック・ファニングを破り3位となったことも記憶に新しいですね。
ちなみに、ヤゴはずば抜けたサーフィンスキルに加え、サポーターにも恵まれています。ヤゴの父親は、ブラジルの名コーチとして知られるレアンドロ・ドラ。
なかなかワールドタイトルに手が届かなかったアドリアーノ・デ・スーザがリズムを変えようと2015年にコーチをレアンドロに変え、その年にワールドチャンピオンになったのは有名な話です。
実力に加えて周囲のサポートと、万全の状態で挑むことになる2018年のルーキーイヤー。ヤゴがどのような活躍を見せるのか早くも楽しみですね。
最後に、今回の動画はブラジルのフロリアノポリスとマレシアスで撮影されたフリーサーフィンとなっています。
https://vimeo.com/248112316