北西スウェルが押し寄せるウインターシーズンになると、美しいまでのバレルがブレイクするオアフ島(ハワイ)ノースショアのパイプライン。
その美しさの裏には危険も潜み、これまでにサーファーやウォーターフォトグラファーがパイプラインで命を落としています。
今回の動画は、パイプラインで命を落としたウォーターフォトグラファーの父親を持つアンバー・モゾ「Amber Mozo」(22歳)のドキュメンタリー映像をお届けします。
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アンバーの父親であるジョンがパイプラインで撮影中に命を落としたのは、さかのぼること2005年2月9日。33歳の時のことです。
ジョンは妻と4人の子供を残しての他界となり、その子供の一人が当時9歳であったアンバー。
父親の死後、すぐさまカメラに夢中になったアンバーは、父親のキャリアを辿るかのようにフォトグラファーとして成長しました。
そして22歳となった父の死から13年後、アンバーは初めてパイプラインのラインナップへとウォーターフォトグラファーとして入るために、ザック・ノイルを師匠としてトレーニングを行う事に。
アンバーにとってパイプラインで初の撮影セッションとなったのは、今年開催されたボルコムプロ@パイプラインでのこと。果たして、どのような写真を残したのか動画からチェックして見て下さい。
最後に、初めてパイプラインで水中撮影を行ったアンバーは、父親のことを想いながら以下のような心境を語っています。
パイプの撮影に命を懸ける価値があるなら、それは美しいことに違わないわ。私には父親の最後の瞬間が分かるの。
父親は幸せだったはず。幸せな気分で亡くなったと知ることで、私も幸せな気分になれるわ。