昨日ベサニー・ハミルトンの新作ムービーのワールドプレミアの記事をお届けしましたが、同じ映画祭にて、サーファーならば見逃せないドキュメンタリーもありました。
その内容はサーフィン界における金字塔と言える「モーメンタム世代」のドキュメンタリー作品。
今回の記事は、現在トライベッカ映画祭でワールドプレミアの行われているサーフドキュメンタリー「Momentum Generation」に関するニュースをお届けします。
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「Momentum(モーメンタム)」とは、言わずと知れたサーフムービー界の巨匠、テイラー・スティール「Taylor Steele」(45歳)が1992年にリリースした作品。
同作品に出演していたのは、当時の若手であり、エアリアルなどを取り入れたサーフィンでニュースクーラーと呼ばれていたケリー・スレーター、ロブ・マチャド、シェーン・ドリアンなど。
その後毎年リリースされたテイラー作品は爆発的ヒットとなり、出演者たちは「モーメンタム世代」と呼ばれるようになりました。そんなモーメンタム世代を取り上げた今回のドキュメント作品。
予告編動画によると、モーメンタム世代が結束を固めるようになったのは、テイラー作品リリース以前となるハワイのオアフ島ノースショアでのこと。
モーメンタム世代の一人であるベンジ・ウェザリーの母親がパイプラインから程近い家を借り、そこにみんなが集まるようになったのがきっかけだそうです。
家を借りる経緯についてベンジは「両親が離婚して、母親がハワイ旅行に出掛けたんだ。戻って来るなり『ハワイに引っ越すわ』って言われて、その場所がたまたまノースショアだった」と言います(笑)。
ベンジの母親、バーバラによると「当時はパイプラインやワイメアベイとか有名サーフスポットがあるなんて全く知らなかった」とのこと。
そしてベンジの家がサーファーのたまり場となり、当時の若手サーファーが絆を深めることで繋がっていく「モーメンタム世代」という偶然の産物。
同作品の一般公開の時期は明らかにされていませんが、ベサニー作品同様にアメリカでは今夏になるのではないでしょうか。非常に楽しみな作品の一つですね。