2018年6月9日(インドネシア)、バリ島ウルワツを舞台にしたマーギーズプロ代替イベント「Uluwatu CT(ウルワツCT)」が終了。
メンズはツアールーキーのウィリアン”パンダ”カルドソ、ウイメンズはジョアン・デフェイの優勝で幕を閉じました。
今回の記事は、ウルワツCTのイベントレポート、動画、最新CTランキングなどといったニュースをお届けします。
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ウイメンズ:ウルワツCT(Uluwatu CT)
クオーターファイナルからスタートとなったウイメンズ。クオーターでは、先日のクラマスでのCTイベントで優勝し、CTランクトップに立ったレイキー・ピーターソンがまさかの敗退。
レイキーを破った相手は、今季はまだリズムに乗れていない2×ワールドチャンピオンのタイラー・ライトで、ヒート表の組み合わせによりトップ同士の対戦が早まった結果だとも言えます。
レイキー以外の番狂わせと言えば、ヒート1で3×ワールドチャンピオンのカリッサ・ムーアがタティアナ・ウェストン・ウェブに敗退。
ウイメンズCTサーファーはレギュラーフッターが多く、イベントの多くもレギュラーフッターにとってフロントサイドとなるライトハンダーのスポットが多いのが事実。
数少ないグーフィーフッターのタティアナはフロントサイドのイベントになると明らかに強いので、妥当な結果とも言えます。もう少し、CTイベント会場においてライトとレフトのバランスが取れれば公平なのですが…。
クオーターファイナルでのハイスコアは以下の通り。
*タティアナ・ウェストン・ウェブの7.33
.@tatiwest defeats @rissmoore10 in the first Quarterfinal at the #UluwatuCT → https://t.co/fn2UtlqhsA pic.twitter.com/grei9JcoDd
— World Surf League (@wsl) 2018年6月9日
*ジョアン・デフェイの7.33
.@johannedefay takes the win over @nikkivandijk_ in the third Quarterfinal of the #UluwatuCT → https://t.co/fn2UtlqhsA pic.twitter.com/dJiwpEvv37
— World Surf League (@wsl) 2018年6月9日
セミファイナルに進むと、タティアナがグッドウェイブを掴めないステファニー・ギルモアに圧勝、ジョアンがタイラーに僅差で勝利の結果に。
*タティアナ・ウェストン・ウェブ
.@tatiwest defeats @Steph_gilmore in the first Semifinal of the #UluwatuCT → https://t.co/fn2UtlqhsA pic.twitter.com/Q5l0dKt5xD
— World Surf League (@wsl) 2018年6月9日
*ジョアン・デフェイ
.@johannedefay defeats @tylerGwright in the second Semifinal of the #UluwatuCT → https://t.co/fn2UtlqhsA pic.twitter.com/8ElwAFD5Dn
— World Surf League (@wsl) 2018年6月9日
タティアナとジョアンのファイナルは、フロントサイドとなるタティアナ優勢の予想通り、ミディアムスコアを重ねたタティアナがヒートをリードすることに。
あまりセットが入らずチャンスが少ないコンディションだったので、誰もがタティアナが優勝と考えていたと思いますが、残り2分を切った所でジョアンが波に乗って逆転劇を演じ、3度目となるCTイベント優勝を決めました。
本日の結果
メンズ:ウルワツCT(Uluwatu CT)
ラウンド3ヒート10からスタートで終了させた本日のメンズ。かなりハードスケジュールでしたが、優勝したウィリアン・カルドソが明日からメンタワイに行くと言うセリフを聞くと、すでに本日終了は事前に決定していたのでしょう(日程的にはイベントは10日までですが波予報は9日がベストでしたし)。
今イベントで注目だったのはワイルドカード出場のマイキー・ライト。クラマスイベントで3位となったマイキーは再びの旋風を巻き起こし、今回も3位と言う結果を残しました。
ランキング争いの観点で見れば、ラウンド3で敗退したイタロ・フェレイラを追う形となったフィリペ・トレドはクオーターファイナルで敗退。
一方のジュリアン・ウィルソンはファイナル進出を果たし、パンダに敗れはしたものの準優勝と言う結果を残すことになりました。
32歳のツアールーキーであるパンダこと、ウィリアン・カルドソの優勝コメントは以下の通り。
胸が張り裂けそうな気分だよ。クオーターを勝ち上がってから、調子が良いからこのままいけるんじゃないかって思うようになったんだ。
ファイナルの終了直前にジュリアンが良い波を掴んだから、少しドキドキしてたんだけどね。
これまでの努力はすべてこの瞬間を迎えるためにあったんだ。これまで僕をサポートしてくれたみんなに感謝の気持ちを伝えたい。
遅咲きのCTデビューながら、ツアー初年度に感動的な優勝を決めることとなったパンダ。パンダというニックネームの由来やこれまでのCT入りまでのストーリーも下記からチェックして見て下さい。
本日の結果
ハイライト動画
最新CTランキング
メンズ
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イタロがランキングトップの座を、再びジュリアンに奪われる結果となったランキング。ただし、ポイント差は大きくないのでこれからのイベント結果が重要となりそうです。
マイキー・ライトはCTランク7位にジャンプアップ(笑)。ワイルドカードにも関わらず、兄であり現CTサーファーのオーウェンのランキングを上回っています。
ウイメンズ
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ウイメンズはレイキーがイエロージャージを守りましたが、ステフとのポイント差はほぼなし。ウイメンズにとって初となる次のJベイイベントが楽しみなところ。
まとめ
次なるイベントはCT第6戦となる「コロナ・オープン・Jベイ(Corona Open J-Bay)」。
ウイメンズでは初のJベイイベントとなり、メンズとウイメンズでウェイティングピリオドが少し異なります。
メンズは7月2~13日、ウイメンズは7月6~16日の設定となっています。
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公式サイト「Uluwatu CT」
公式サイト「Uluwatu CT - Women's」