現地時間2018年10月20日(ポルトガル)、メンズCT第10戦「メオ・リップカール・プロ・ポルトガル(MEO Rip Curl Pro Portugal)」が終了。
イタロ・フェレイラの今シーズン3勝目となる優勝でイベントは幕を閉じました。
今回の記事は、リップカールプロ@ポルトガルのイベントレポート、動画、最新CTランキングなどといったニュースをお届けします。
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メオ・リップカール・プロ・ポルトガル
予報通りのサイズアップとはいかず、午後までスウェル待ちとなった後にスモールコンディションでオンとなった本日のイベント最終日。
クオーターファイナルからスタートした本日、タイトルレースを争うガブリエル・メディナはエアゲームでマット・ウィルキンソンを撃破。
一方、ガブリエルを追う立場となったジュリアン・ウィルソンは、ラウンド3でフィリペ・トレドを破ったジョアン・ドゥルに敗退することに。
この時点で、ガブリエルは今イベントで優勝すれば、ポルトガルでワールドタイトル確定のシナリオとなりました。
セミファイナルに進むと、ガブリエルはイタロ・フェレイラと対戦。この二人はいずれもエアリアルのメイク率がCTサーファーの中でもトップレベル。
エアゲームに最適なコンディションとあり、事実上のファイナルと言える組み合わせでした。
同ヒートは中盤からガブリエルが主導権を握り、後半までリードすることに。しかし、イタロならば一発でもビッグエアーをメイクで逆転可能という緊迫した展開。
そしてギャラリーの期待に応えるかのよう、イタロはヒート残り3分という状況で、スピードと高さのあるエアリバースのフルローテーションをメイクしてコールされたスコアは本日のシングルハイエストスコアとなる9.30で逆転。
この結果により、タイトルレースは最終戦の舞台となるハワイへと持ち越しが決定となりました。
イタロのファイナルの相手は、ジュリアンとオーウェン・ライトを破ってファイナル進出を決めたジョアン。
ただ、本日のイタロを勢いを止めるにはエアリバースのフルローテーションをコンスタントにメイクできるサーファーでなければ厳しく、そんなサーファーはCTでもイタロ、ガブリエル、フィリペくらい。
波のフェイスでサーフィンするジョアンは、リップを越えたマニューバを繰り出すイタロには追い付くことができず、イタロがベルズビーチとバリ島に続き、今シーズン3度目の優勝を果たしました。
ちなみに、今季は現時点までに10戦が行われ、ジュリアンによる2勝以外は全てブラジリアンの優勝となっています。
本日の結果
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ランキング上位に変化はほぼなく、フィリペ・トレドとジュリアンが同率になった程度ですね。
今季最多優勝となる3勝を上げたもののCTランク4位のイタロを見ると、優勝だけでなくコンスタントに好成績を出すことがワールドツアーにおいて重要であることが分かります。
五十嵐カノアは今イベントで5位となったことで、再びトップ10入りとなる8位へとランクアップしています。
まとめ
次なるメンズCTイベントは最終戦となる「ビラボン・パイプ・マスターズ(Billabong Pipe Masters)」。
ウェイティングピリオドは、12月8~20日の設定となっています。
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公式サイト「MEO Rip Curl Pro Portugal」