オーストラリアで毎年この時期に開催となるオーストラリアン・ボードライダーズ・バトル(ABB)のナショナルファイナル。
今年2019年は2月16~17日の週末に無事開催され、オーストラリア国内最強ボードライダーズが決定しました。
今回の記事は、オーストラリアNSW(ニューサウスウェールズ)州ニューカッスルで開催されたABBナショナルファイナルに関するニュースをお届けします。
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オーストラリアン・ボードライダーズ・バトルとは
オーストラリアでは各エリアに存在するボードライダーズ。いわゆるローカルのサーフクラブです。
そのため、ワールドツアー入りしたトッププロであっても思い入れが強く、数々のCTサーファーや元CTサーファーが出場するハイレベルなイベント。
ただ、通常であればCTサーファーはワールドツアーを運営するWSL(ワールドサーフリーグ)以外の管轄イベントには出場できません。同イベントはオーストリア国内最大団体であるサーフィンオーストラリア管轄でしたから。
そこでCTサーファーも出場できるよう、WSLの認可を得たイベントとして開催となっています。
オージーにとって馴染み深いローカルクラブのイベントにCTサーファーが出れないとなれば、WSLに対する不平不満が増大し、サーファーによってはWSL離れする恐れを回避する目的もあるのかもしれません。
ABBのイベント結果
オーストラリア全域で70個近くもあるボードライダーズの中で、週末に行われたナショナルタイトル出場権を得たのは24のローカルクラブ。
チーム制となる同イベントでは、ジュニア、オープンメン、オープンウイメン、マスターと年代を超えたメンバーが一丸となって臨みます。
マスターではジョエル”パーコ”パーキンソン、ビード・ダービッジといった元CTサーファー、現役組からは今季ツアールーキーのソリ・ベイリーやメイシー・キャラハン、昨年までCTサーファーのコナー・オレアリーなど豪華なメンバーが出場しました。
その中で頂点に立ったのは、ミアウェザー・サーフボード・クラブ。同クラブの出場メンバーは以下の通り。
・Jesse Adam
・Mike Clayton-Brown
・Philippa Anderson
・Mitchell Ross
・Morgan Cibilic
メンバーの中にCTサーファーはいないものの優勝したという事は、いかにチームワークが重要になるのかが分かる結果と言えますね。
注目のサーファーを一人挙げるとすれば、クレイグ・アンダーソンの妹でありQSサーファーのフィリッパ・アンダーソン。
毎年あと一歩の所でCTへのクオリファイを逃しているフィリッパ。ですが、今年はすでにQS1,000イベント優勝、そして今回のイベント優勝と勢いに乗っているので注目して見てはいかがでしょうか。
最後に、大いに盛り上がったABBのイベントハイライト動画をチェックして見て下さい。
*イベント最終日ハイライト
*イベント初日ハイライト
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