ビッグウェイブスポットとして世界的に有名な北カリフォルニアに位置するマーヴェリックス。
そのマーヴェリックスで20年以上サーフィンしているベテランのクリスティ・デイヴィス「Christy Davis」(66歳)が、サーフ中に突如として心筋梗塞に襲われることに。
今回の記事は、クリスティ・デイヴィスが自身のSNSで綴った実際のサバイバルストーリーを紹介します。
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事故が起きたのは3月11日のマーヴェリックスでのこと。事故翌日にクリスティが投稿したSNSは以下となります。
生きてて良かった!昨日はマーヴェリックスで仲間たちと最高のセッションを楽しんでいたんだけど、突然、胸の左側が前後から締め付けられるような激しい痛みを感じ始めたんだ。
次第に左腕が痺れ出して不安になったから、サーフ仲間に声を掛けて海から上がるのに同行してもらう事にした。
オーガストと一緒にビーチに戻ろうとしていて、痛みがじわじわと激しくなってきてオーガストのリーシュコードに掴まらせてもらうほどになったけど、波に乗り終えた仲間たちが心配して同行してくれたから大丈夫って思ってた。
みんなの助けを借りて何とかビーチまで辿り着き、マニーに車を運転してもらって家に帰宅して緊急通報の「911」に電話して事情を説明すると、すぐに深刻な状況と判断されて救急車で病院に搬送されたんだ。
病院では即座に手術となり、心臓にはステントが挿入され、左前下行枝は完全に閉塞した状態だったみたい。
医師によるとかなりの重症だったようで、私のようにサーフィンができるほどの健康体じゃない場合、命を落としていて不思議ではないレベルだったって告げられたよ。
何にせよ、マーヴェリックスで力を貸してくれたみんなには本当に感謝。マーヴェリックスで心筋梗塞を患った初サーファーとなったのは、名誉なのか不名誉なのか良く分からないけど。
上記投稿後もさらにクリスティは投稿を続け、病院で24時間滞在後に早くも帰宅が認められたとか。
心臓の調子は戻ったし損傷は最小限で済んだから、来シーズンは再びマーヴェリックスでサーフィンを再開できるはず。
今後、治療やリハビリは続くだろうけど、本当にラッキーだったし安心したよ。
さて、66歳になってもマーヴェリックスでサーフィンしているという事実はただただリスペクトの気持ちしかありません。
そんなクリスティはマーヴェリックでチャージできるほど体力があったことから病気にも打ち勝ち、さらには来季もマーヴェリックスを狙うという心意気は熱いですね。
レジェンドサーファーとして、今後も新たな伝説を刻んでいってもらいたいです。
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