昨年2018年7月、JベイでのCT(チャンピオンシップツアー)イベント出場のために訪れた南アフリカでA型インフルエンザに罹り、その後はウイルス感染後疲労症候群によりワールドツアーを長期離脱している2×ワールドチャンピオンのタイラー・ライト「Tyler Wright」(24歳)。
WSL(ワールドサーフリーグ)ワイルドカードによりツアー残留を決めたので、今季からのツアー復帰が予想されていたのですが、何と2019年シーズンの前半戦全てを欠場すると発表しました。
今回の記事は、タイラー・ライトがメインスポンサーであるリップカールに語った現状などに関する内容をお届けします。
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インフルエンザの影響から、まさか1年もツアーから離脱するなんて誰も想像していなかったことでしょう。
しかし、それほどまで容態が回復していないからこそ、タイラーは苦渋の決断を下したと言えます。
現在、100%の回復を目指すタイラーにとって、思い描いている全快へのプロセスは以下の通り。
ステージ2:一切の症状なしで運動を行う
ステージ3:旅ができるだけの体力をつける
ステージ4:ベストな体調に戻す
現状においてはステージ1にも達していないという事で、とてもツアーに復帰できる段階ではないそうです。
日常生活に関しては、以前であればトレーニングなど体を酷使していたものの、現在はできるだけアクティブではない方が回復に向かうとのことで、これまでとは真逆と言える読書やガーデニングを行っているとのこと。
ツアー復帰予定は最短でJベイイベントとの事ですが、7月までにどれほど回復しているのか現時点においては分からないので、実質的に未定と言えるのではないでしょうか。
そんなタイラーですが、今回の発表と共にSNSも更新していて以下の内容となります。
私はツアー前半戦を欠場することになったからこそ、ツアールーキーのマイキー(弟)、それにオーウェン(兄)のヒートを観戦できるのが楽しみでしょうがないわ。
さて、2年連続でワールドタイトルを獲得し、3度目のタイトルが期待されていたタイラーだったので信じられないニュースでした。
ウイメンズCTサーファーの中でもパワフルなターンが特徴のタイラーのファンは多いので、再びCTイベントで活躍する姿を見せてくれることを心待ちにしたいところです。
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参照記事「2x World Champion Tyler Wright Withdraws From Opening Half Of 2019 WSL Championship Tour Season」