以前にお届けしたいわゆる人工リーフの一種と言える、インフレータブルサーフリーフ「Airwave(エアウェイブ)」。
海への設置からわずか2週間で、地形の関係からクローズアウトの波しかブレイクしないサーフスポットであっても、パーフェクトウェイブに変化させる可能性を秘めたサーフリーフです。
そのエアウェイブの設置予定がついに発表となりました。
今回の記事は、西オーストラリアでの設置予定が発表されたエアウェイブに関するニュースをお届けします。
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10年以上の歳月を経て、発案者のトロイ・ボッテガルが研究開発に取り組んできたエアウェイブ。
これまでに確認した限りでは2回に渡ってクラウドファンディングサイトで資金集めを行ってきたものの、いずれも失敗に終わり、進展が途絶えていました。
しかし、ようやく海への設置計画が前進し、今年2019年11月にWA(ウエスタンオーストラリア)州バンバリーのビーチに設置予定と発表されました。
バンバリーとは、西オーストラリアの州都パース、そしてCTイベント会場であるマーガレットリバーの中間あたりに位置するエリア。
トロイによると、エアウェイブのトライアル期間は少なくとも12カ月。ちょうど夏の始まりとなる11月スタートについては、強烈なウインタースウェルにより設置間もないエアウェイブが破壊されるのを避けるためだそうです。
設置エリアとなるバンバリーのゲイリー・ブレナン市長もまた、エアウェイブの可能性には大いなる期待を寄せている一人。
バンバリーとしてはサーフコンテストを誘致したり、より多くのビジネスが参入してくるといった恩恵を受けることになるでしょう。
すでに世界的に有名なマーガレットリバーと競合しようというわけではなく、あくまでもバンバリーはサーフデスティネーションとして新たな選択肢の一つという位置付けです。
1メートルのスウェルならキレイなブレイク、2メートルのスウェルともなればロングウォールにバレルとエキスパートレベルの波を発生させてしまうというエアウェイブ。
果たして、目論見通りの結果を出すことになるのかどうか注目です。
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参照記事「'World-first' inflatable surf reef to be installed at beach in Western Australia」