従来の概念を覆す奇才シェイパーとして知られるトモこと、ダニエル・トムソン(Daniel Thomson)。
流体力学を駆使したトモのボードデザインは、大御所で言えばまずはトム・カレンが気に入り、その後はケリー・スレーターが気に入ったほど。
ケリーのスレーターデザインズからトモのモデルが数々リリースされている事実が、いかにケリーが気に入っているのかの証明になりますね。
今回の動画は、トモの新作モデル「Hydroshort(ハイドロショート)」をティミー・レイズがテストライドする映像をお届けします。
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ハイドロショートと聞いて、何か似たような名前のサーフボードモデルを連想する方もいると思います。
以前にリリースされたトモにとって初となるステップアップボード「Hydronaut(ハイドロナッツ)」の後継モデルというわけです。
ただし、今回適用させているテクノロジーはハイドロナッツの時の「LFT」ではなく、「Helium(ヒーリアム)」という違いが。
イメージ的には、ヒーリアムは軽量で動きやすく、LFTは重さがありサイズのある波用なので、ステップアップボードのハイドロナッツがLFTなのは自然な流れだったでしょう。
では、なぜ今回はハイドロナッツと同じラインのモデルなのに、ヒーリアムなのか!?ハイドロショーツはよりオールラウンド性を持たせ、サイズの小さい波から動画のようなバレルまで対応させるモデルにしたためとトモは言います。
ちなみに、今回の動画でティミーがテストライドしたのは6月のこと。この時点では、まだトモはLFTとヒーリアムのどちらを使用してリリースするのか、最終決断を下していなかったそうです。
ですが、ティミーが仲間とビールを飲みながらテストライドの結果やどのようなボードだったのか会話をすると、リリース前にハンティントンビーチでは噂が一気に広まってしまったそうです(笑)。
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参照記事「The Hydroshort session that broke our iPhones (almost)」