メジャーサーフブランドの一つとして、数多くのCT(チャンピオンシップツアー)サーファーを抱えるハーレー(Hurley)。
そのハーレーは大手スポーツブランドであるナイキ(Nike)の傘下だったのですが、ナイキがハーレーを売却することを発表。
売却先となるのは投資会社のブルースター・アライアンス(Bluestar Alliance LLC)。
今回の記事は、ナイキによるハーレー売却、そしてこれまでのハーレーの歩みといったニュースをお届けします。
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サーフシーンにおけるメジャーブランドと言えば、かつてはクイックシルバー、ビラボン、リップカールなどと言われていました。
その3台巨頭と肩を並べる存在へと台頭したのがハーレー。特に、2002年にナイキに買収されてから勢力を強めました。
理由としては、アパレル部門におけるナイキのテクノロジーをハーレーも活用できるようになったため。
その結果、SIMA(Surf Industry Manufacturers Association)のボードショーツ部門(Men’s Boardshort of the Year)を2008~2014年まで7年連続で受賞という記録を打ち立てています。
また、抱えているライダーも豪華で現在のCT上位陣で言えば以下の通り。
*コロヘ・アンディーノ
*ジョンジョン・フローレンス
*ジュリアン・ウィルソン
*カリッサ・ムーア
*レイキー・ピーターソン
豪華ライダーが揃うことになった一因は、かつてナイキが短期間ではあったものの、「Nike 6.0」というブランド名でサーフ業界に進出したためですね。
同ブランドからは、当時としては珍しいフリーダウンロード可能なサーフムービーがリリースされたりしていました。
そんな過去もあったのですが、ナイキはサーフィン部門から撤退する事になり、ハーレーが当時のナイキライダーを受け入れることになりました。
こうしてざっと振り返ってみるだけでも、ハーレーにとってナイキという存在がいかに大きかったのかが分かりますね。
さて、今回の売却に関しては売却額については非公表となっていて、売却が完了するのは今年12月の予定となっています。
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参照記事「NIKE, Inc. Announces Sale of Hurley to Bluestar Alliance」