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Photo: Trevor Moran

12月5日に開催されたサーファー誌によるサーファーアワード。

松岡慧斗によるベストバレル部門受賞という嬉しいニュースなどもあったイベントですが、イベント自体が今年は大きく変化していました。

簡単に言ってしまうと、先日お届けした各部門の受賞結果はプロによる判定で、一般投票による判定も別途行われ、いわゆる「B面」と言える結果が発表されたのです。

今回の記事は、2019年サーファーアワードの読者投票結果や変更点の説明などをお届けします。


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まずは昨年までの流れを説明しておくと、サーファーアワードはサーファーポール(一般投票により決定する人気サーファーのトップ10)と各種ビデオ部門から構成されていました。

サーファーポールはオンラインでの一般投票となり、ビデオ部門に関してはプロサーファーなど専門家が受賞作を決定。

でしたが、今年のサーファーアワードではサーファーポールの結果が後日発表とのみ伝えられ、従来のサーファーポールに加えて専門家が選ぶベストサーファーという部門が新設され、イタロ・フェレイラとカリッサ・ムーアが選ばれました。

では、なぜサーファーアワードの目玉であるサーファーポールの結果発表が行われなかったのか?個人的な感想としては、結果がおかしかった点が挙げられるかと予想します。

人気投票となるサーファーポールは、2014年から不動のトップを取り続けていたジョンジョン・フローレンスを退き、今年のトップに立ったのはレオナルド・フィオラヴァンティ。

レオが今年は大活躍したといった事情があれば分かりますが、今年は怪我によりツアーを離脱していたりとリハビリの時間が長かった点を考えると、誰が考えても不思議な結果ではないでしょうか・・・。

昨年から少しサーファーポールの結果が怪しくなっていたので、今年は思い切ってイベント開催時の結果発表を控える事になったのだと思います。この結果を会場で発表したら、盛り上がらずにブーイングが出る恐れもありますし。

そんなサーファーポールの結果は以下となります。

サーファーポール(メンズ)

1. Leonardo Fioravanti
2. Jack Freestone
3. John Florence
4. Jamie O’Brien
5. Italo Ferreira
6. Kelly Slater
7. Frederico Morais
8. Gabriel Medina
9. Jordy Smith
10. Kanoa Igarashi

サーファーポール(ウイメンズ)

1. Alana Blanchard
2. Carissa Moore
3. Caroline Marks
4. Stephanie Gilmore
5. Lakey Peterson
6. Coco Ho
7. Bethany Hamilton
8. Tatiana Weston-Webb
9. Sally Fitzgibbons
10. Johanne Defay

今年から新設されたVlog部門は一般投票のみでランキングが決められ、予想通りと言えるジェイミー・オブライエンのVlogがトップに立ちました。

Vlog部門のランキングは以下となります。

1. “Jamie O’Brien Vlogs” starring Jamie O’Brien
2. Ben Gravy
3. “Happy Waves” starring Jack Freestone and Alana Blanchard
4. John John Florence
5. “This is Livin’” starring Koa Rothman
6. Nathan Florence
7. “BEEFS T.V.”
8. “Ho & Pringle Productions” starring Mason Ho
9. Brett Barley
10. Lakey Peterson
11. “In Between” starring Julian Wilson
12. “Surf n Show” starring Noel Salas
13. “Brother Nature” starring Koa, Alex and Travis Smith
14. “Your Weekly Tube” starring Conner and Parker Coffin
15. Eli Olson

最後に、各部門の一般投票によるトップは以下となります。専門家と一般投票による結果の違いをチェックして見て下さい。

「MOVIE OF THE YEAR」部門:Heavy Water(主演:ネイザン・フレッチャー

「BEST SHORT」部門:There and Back Again(主演:ネイザン・フローレンス)

「BEST SERIES」部門:Who is JOB 9.0(主演:ジェイミー・オブライエン)

「MEN’S BEST MANEUVER」部門:マット・メオラ(Polylemma)

「WOMEN’S BEST MANEUVER」部門:キャロリン・マークス

「MEN’S BEST BARREL」部門:ジャック・フリーストーン

「WOMEN’S BEST BARREL」部門:べサニー・ハミルトン

「MEN’S HEAVY WATER」部門:カイ・レニー

Photo: Chachi

「WOMEN’S HEAVY WATER」部門:ジャスティン・デュポン

「MEN’S BEST STYLE」部門:マイケル・フェブラリー(Nu Rythmo)

「WOMEN’S BEST STYLE」部門:ステファニー・ギルモア(South Africa)

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参照記事「The Surfer Awards Fan Favorite Poll Results Are In…And Some Are Shocking

2019年サーファーアワードの過去記事