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Photo: WSL/Heff

現地時間2019年12月10日(ハワイ)、オアフ島ノースショアのバックドア/パイプラインを舞台にした2019年メンズCT最終戦「Billabong Pipe Masters(ビラボン・パイプ・マスターズ)」が開幕。

イベント初日となった本日、ラウンド1~2まで終了しました。

今回の記事は、パイプマスターズのイベントレポート、動画、今後の波予報といったイベント情報をお届けします。


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パイプマスターズのイベントレポート

ついに幕を開けた今シーズンのCT最終戦となるパイプマスターズ。最大の焦点はタイトルレースです。

ラウンド2まで終えた本日の時点において、イタロ・フェレイラ、ガブリエル・メディナ、ジョーディ・スミス、フィリペ・トレド、コロヘ・アンディーノの5名は全員、ラウンド1を勝ち上がりラウンド3進出を決めました。

本日のヒートにおいて、上記5名で最も調子の良かったのはガブリエル。本日はトータルスコアが10ポイントにも満たないスコアが多く並ぶほど難しいコンディション。

にもかかわらず、ガブリエルは8ポイント台を2本揃え、本日のトータルハイエストスコアとなる17.30をマークしています。相変わらずパイプで強いですね。

本日のシングルハイエストスコアとなる9.73をマークしたのはジークこと、イズキール・ラウ。

CTリクオリファイのかかったジークは、ヒート序盤ではカイオ・イベリとの波の取り合いで苛立ちを見せたりしたものの、ハワイアンサーファーとして見事なまでのパイプライドを披露。

コメンテーターからは第二のサニー・ガルシアなどと呼ばれていました。

イズキール・ラウの9.73

今イベントでの復帰が囁かされていたジョンジョン・フローレンスは、トリプルクラウンの第2戦まではエントリーしながらも欠場続きとなったもののトリプルクラウン最終戦にしてようやく登場。

ただ、膝の状態はまだ完治ではないと思ってしまうような印象でした。ジョンジョンならばエアーをしそうなセクションであってもキックアウトしたり、かなり無難な様子でした。

インタビューでも言及していた通り、オリンピック出場権を得るのが最大の理由であり、パイプマスターズならばバレルだけで勝負できるからこそ出場を決めたのでしょう。

そんなジョンジョンは、久しぶりのツアー復帰ということもあってかラウンド1では3位敗退となりラウンド2送りへ。

ラウンド2ではようやく勘を取り戻したのか、ロースコアヒートながらも1位通過を決め、勝ち残ることに成功。

まだ1ヒート勝ち上がっただけのジョンジョンですが、これだけでもオリンピック出場権を争うケリー・スレーターとのポイント差を広げたので、すでにパイプマスターズに出た意味がありました。

一方のケリーはと言うと、ケリーはラウンド1を2位通過したので、すでにラウンド3進出を決定しています。

最後に、トリプルクラウンのランキングレースでは3位に付けていたフレデリコ・モライスはラウンド2で敗退。

トリプルクラウンチャンピオンの座は、CTサーファーの中で特にジークとウェイド・カーマイケルの結果に左右されそうです。

本日の結果

今後のヒート表

ハイライト動画

波予報

明日11日は午前が最大セットで15フィート、午後が18フィートとサイズアップ傾向にあり、風も問題ない予報となっています。

サイズ的にはホールド可能ということなので、ビッグサイズでの見応え抜群のヒートが繰り広げられることでしょう。

まとめ

日本とハワイの時差は19時間で、日本の方が19時間早く進んでいます。

現地時間の2019年12月11日午前8時にイベント開催の場合、日本時間は12月12日午前3時となります。

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公式サイト「Billabong Pipe Masters

2019年パイプマスターズの過去記事