ここ最近では個人的に定番となっていた日本が真冬の時期の南シナ海サーフトリップ。
北半球の冬であろうが、間違いないのはインドネシアということは十分に分かっているのですが、もしかしたらマイナーエリアにサーフパラダイスが眠っているかもと期待しての旅です。
根本的には旅が好きで、まだ訪れたことのない初めてのエリアに行きたいという気持ちが強いだけかもしれませんが。
そんなこんなで、2018年のダナン(ベトナム)と2019年のチェラティン(マレーシア)に続き、新たなサーフトリップ先となったのがフィリピンのラウニオン州サンフアン。
今回の記事は、2020年1月時点の情報をもとに個人旅行スタイルでのラウニオン州サンフアンへのサーフトリップ情報や現地で撮影した動画をお届けします。
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ラウニオン州サンフアン(フィリピン)
冒頭からこんな事を言うのもなんですが、バリバリのショートボーダーはサンフアンに来ても波に関して満足する事は難しいので、サーフトリップ先の候補にしない方が良いです。
トリップ前にはネット情報を読み漁り、スウェルが入ればショートボーダーも楽しめ、サイズは頭オーバーになることもあるとの情報をゲット。
また、メインとなるライトポイントのモナリザがホールドできずにクローズアウトすれば使えるようになるロングライド可能なサーフスポットもあるなど知りました。
そのため、リアルタイムの波予報と過去の波情報などをチェックしまくり、12月頃から僕は3週間の滞在予定でベストタイミングを計っていました。
そしてエアチケットを予約したのは出発の5日前と、上手くもない一般サーファーにも関わらずストライクミッションスタイル(笑)。
で、目的地に到着して見ると、目を疑うような光景が広がっていました。
波があるタイミングでやって来たのに波がない…。
しかも、日中は風がオンショアになるものの、夕方は風がオフショアに回る予報だったはずなのに、夕方に到着した時には風は完全にオンショアのままでランピー(荒れた)コンディション。
波のサイズに関しては正確にはあるのですが、セットは大きくても胸サイズあるかないかのスモールコンディションでパワーが無い。
また、波予報もコロコロと変わる。
その理由としては、シーズンとなる時期のサンフアンはグランドスウェルではなく風波がメインのためです。
おそらく、頭オーバーとかに当たったサーファーもいるのでしょうが、極めてレアのように思えます。
ショートボーダー目線で見るとネガティブな意見が多いのですが、サイズが小さくてパワーがないということは、ロガーがノーズライドなどの練習をするには落ち着いて出来るのでバッチリだと思います。
サンフアンは、フィリピンでは「サーフィンの聖地」とも呼ばれるエリアのようですが、「ロングボードの聖地」という方が正しいように思えます。
実際の波に関しては、記事最後に現地で撮影した動画を載せているのでチェックして見て下さい。
動画に撮影された波は、私が滞在していた期間のアベレージコンディションといった感じです。
サンフアンへのアクセス
日本からサンフアンのアクセスは、まずは日本からマニラもしくはクラークの国際空港へとフライト。
マニラかクラークに到着後は、バスもしくはチャータータクシーでの移動となります。
フライト
日本からフィリピンへのフライト時間は、関東圏(羽田または成田空港発)からの直行便であれば5時間弱。
日本発の国際線としては、フィリピンは非常に近い海外なのでフライトのみであれば移動は非常に楽です。
直行便も種類が豊富で、関東からはレガシーキャリアならばANA、JAL、フィリピン航空、LCCはセブパシフィック航空とジェットスターが運航しています。
陸路の移動
陸路移動で最も楽なのはチャータータクシー移動。
事前にサンフアンの宿を予約していれば、宿の予約と一緒にタクシーの予約もお願いできると思います。
チャータータクシーは便利で楽な分、値段は高くつくので、私が利用したのはローカルも利用するバス。
バスでの移動は私が利用したマニラからサンフアンまでは6時間前後(渋滞やバスの経由地により時間は大きく左右される)、クラークからならば4時間ほどでしょう。
バスは非常にキレイで、マニラ発のバスでは個人モニターまで付いていました。
サンフアンの宿
宿はビーチ沿いに山ほどあるものの、宿泊予約サイトでチェックするとドミトリー以外の個室になると物価を考えると宿代は高かったです。
私は「Fatwave Surf Resort」と「Monaliza Surf Resort」の2つの宿に滞在しました。
グーグルマップでの口コミ評価(最大5ポイント)を見ると、前者が3.9ポイント、後者が4.0ポイントと評価は高かったものの、個人的には高評価の理由が?でした。
私は部屋で仕事をするということもあり個室を選びますが、純粋なサーフトリップの場合はドミトリーの方が快適かもしれません。
まとめ
私がショートボーダーなので、波に関してはガッカリしてしまったサンフアンへのサーフトリップ。
しかも、フィリピンまで来て体調を崩し、日本でもほぼ訪れることのない病院を受診することになったという苦い経験を味わったことも、評価が低くなった一因でしょう。
ですが、海の雰囲気はメローで、ガツガツとした波の取り合いはなく平和そのものでした。
サンフアンはゆったりとログの練習をしたい方にお勧めなフィリピン有数の「ロングボード天国」ではないでしょうか。
最後に、ショートボーダーでアジアをサーフトリップするならば間違いないのはインドネシア、モルディブ、スリランカ。
インド洋から周期の長いグランドスウェルが入るので、高確率でグッドウェイブを当てたいなら、メインシーズンよりもコンスタントにビッグスウェルが入らない11~4月であっても、上記3か国が狙い目です。
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今回のサーフトリップ詳細については、下記リンク先の姉妹サイト「World Surf Travel」からチェックして下さい。
リンク先「World Surf Travel」