オーストラリアで放送されているテレビ番組「60 Minutes」。
昨晩放送された同番組では2×ワールドチャンピオンのタイラー・ライト「Tyler Wright」(26歳)がフィーチャーされました。
テーマとなったのは、インフルエンザ感染とウイルス感染後疲労症候群によりツアーを1年半ほど離脱した点について。
そのリハビリ期間に支えてくれたのはガールフレンドということで、自身がLGBTであることをカミングアウトしています。
今回の記事は、「60 Minutes」の動画、そしてLGBTであることをカミングアウトしたことに伴い投稿したSNSに関する内容などをお届けします。
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タイラーがLGBTということで驚いたサーフファンもいるかと思いますが、海外メディアではごく普通にタイラーのパートナーについて触れられていました。
タイラーのパートナーであったのは、シンガーソングライターのアレックスで、アーティスト名は「Alex the Astronaut」。
タイラーがアレックスと出会ったのは2018年のことで、タイラーにとっては初めてのガールフレンドだったとのこと。
タイラーが南アフリカでインフルエンザに罹ったのは2018年7月のことなので、付き合って間もなくタイラーは体調を崩し、アレックスはタイラーが最も苦しい時期を支えていたパートナーだったわけです。
動画では、タイラーの復帰戦となった昨年2019年のウイメンズCT最終戦「マウイプロ」にて、アレックスがタイラーに寄り添っている様子も収録されています。
ちなみに、現在の二人はすでに別れたそうです。
昨晩の放送から一晩明け、タイラーとアレックスはそれぞれSNS投稿を行っています。
二人共に文章は似通っていて、すでに関係を終えたけれど、お互いへの感謝の気持ちや敬意を示す内容になっています。
さて、海外の有名人は自分のパートナーについてSNSに投稿したりと公にする機会が多いのですが、タイラーはSNS投稿で「アレックス」の名前を出すことはあっても、二人の関係については触れていなかったと思います。
それだけに、テレビ番組でカミングアウトしたことは意外に感じました。
サーフシーンにおけるLGBTに関しては、ケアラ・ケネリーが過去にLGBTであることを公言したことでメインスポンサーを失ったりと、スポンサー絡みで公にはしづらい雰囲気があったのかもしれません。
そんなケアラは2028/2019年シーズンのBWT(ビッグウェイブツアー)ワールドチャンピオンに輝き、スピーチで「LGBTアスリートをインスパイアしたい」とコメントしていました。
もしかしたら、タイラーはケアラのセリフに勇気を与えられ、アレックスというガールフレンドの存在を明かすことになったのかもしれません。