プロサーファーとして成功したサーファーの多くが携わっているのが慈善事業。
そんな慈善事業の中で、ここ数年にかけて幅広く知られるようになったものの一つとして、3兄弟揃ってプロサーファーのグダスカス兄弟による団体「Positive Vibe Warriors」の活動が挙げられます。
同団体は使われなくなったサーフボードを集め、特定の地域へと寄付するという活動を行っています。
今回の動画は、グダスカス兄弟の「Positive Vibe Warriors」による3度目の活動内容のドキュメンタリー映像をお届けします。
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これまでにグダスカス兄弟がサーフボードを届けてきた国は、ジャマイカと南アフリカであり、今回の舞台となるのはカリブ海に浮かぶトリニダード・トバゴ共和国。
トリニダートトバゴは天然資源に恵まれていることからカリブ海の中でも経済的には豊かな国。
なのですが、最近では経済格差が目立つようになり、極端な貧困も見受けられるようになってきたとか。
そうなると問題になるのは子供たちで、簡単にお金を手に入れるために犯罪に手を染めてもおかしくない環境が生まれます。
そのような環境に染まらない手段の一つと言えるのが、他のことを考える暇がないほどに何かに夢中になること。
そこでトリニダートトバゴをホームとする元QSサーファーのクリス・デニスは、ホームの社会問題に取り組むべく「Waves for Hope」プログラムをスタート。
同プログラムにより子供たちにサーフィンを教えるようになったものの、次第にサーフボード不足に喘ぐようになり、そんな時に救いの手を差し伸べてくれたのがグダスカス兄弟たち。
グダスカス兄弟に加え、メインスポンサーが同じヴァンズライダーのディラン・グレイヴスなども力を貸し、トリニダートトバゴの若者のために集めたサーフボードの本数は200本以上。
グダスカス兄弟はただサーフボードを提供するだけではなく、現地へと赴いてローカルと触れ合ったりと人情溢れる点が、一般的な慈善事業とは一線を画しているように思えます。