1969年に名シェイパーとして知られるアル・メリックがファミリービジネスとして創業したチャネルアイランズサーフボード。
そのチャネルアイランズは14年前、スノーボード界のビッグブランド、バートンに買収されて傘下に入りました。
あれから14年の月日を経て、チャネルアイランズはバートンの傘下から抜け、再びのファミリービジネスに戻るとか。
今回の記事は、チャネルアイランズとバートンに関するニュースをお届けします。
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今ではアルの息子であるブリット・メリックがCEOを務めるチャネルアイランズ。
そのチャネルアイランズのライダーと言えば、デーン・レイノルズ、レイキー・ピーターソン、セイジ・エリクソン、イズキール・ラウ、マイケル・フェブラリーなどビッグネーム揃い。
言うまでもなく、サーフボードブランドにおいてチャネルアイランズは誰もが知るビッグブランドの一つです。
そのチャネルアイランズがバートンの傘下から抜けるというニュースですが、14年前に買収されたとは言え、バートンとの関係は良好だったそうです。
かつてハーレーを買収したナイキと似たような感じで、親会社からノウハウや知識をシェアしてもらうことで、組織として大きくなれたとのこと。
チャネルアイランズによるコメントは以下となります。
わが社(チャネルアイランズサーフボード合同会社)にとって非常にエキサイティングなニュースをみなさんに共有したいと思います。
親会社のバートンがチャネルアイランドサーフボードというブランドをわが社へ譲渡することに合意してくれました。
バートンと提携したことで、我々は多大なサポートを受けたり知識を共有してもらえたおかげで、現状があると考えています。
14年もの時を経てこのような流れとなった事情として、スタブ誌によるとバートン創業者であるジェイク・バートンが1年前に他界したことに関係していると報じています。
バートンがチャネルアイランズを買収したのは、ジェイクのサーフィン愛に起因したそうです。
ですが、ジェイクが亡くなり、コア事業であるスノーボード部門に専念する方針を打ち立てたことから譲渡に繋がったとか。
譲渡における販売価格は公表されていないものの、噂レベルとして600万ドル(約6.2億円)ほどだそうです。
近年ではメジャーブランドの多くは買収されてグループ企業の傘下に入ることが多いので、傘下から抜けるというのは意外なニュースのように思えます。
自分たちが経営権を取り戻したということで確実に士気は高まるでしょうから、今後のチャネルアイランズも楽しみにしたいところです。