パイプマスターズのセミファイナルのヒート1で対戦したジョンジョン・フローレンスとケリー・スレーター。
パイプラインというブレイクにおけるベストサーファー同士という最高なマッチアップであり、ジョンジョンがケリーを破る結果となりました。
このヒートでは終了直前、ケリーがジョンジョンにドロップイン(前乗り)してインターフェアを取られています。
今回の記事は、ケリー・スレーターがなぜドロップインしたのかを打ち明けたインタビュー内容についてお届けします。
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パイプマスターズでのドロップインと言えば、昨年2019年のガブリエル・メディナを思い出す方も多いことでしょう。
あのドロップインは、確実にヒートを勝ち上がるための戦略的な狙いをもってのことでした。
でしたが、今回のケリーのドロップインはヒート敗退を受け入れた上での遊びだったことは、ほとんどのギャラリーが分かっていると思います。
なのですが、一応ケリーが当時の状況を説明していて以下となります。
ジョンとは仲が良いし、あのヒートはすでに結果が出てたからね。
だから、ジョンにプライオリティが移った時に話しておいたんだ。もしもセットが入ってきたらパーティーウェイブだって。
ヒート時間残り30秒でセットが入ってきて、僕にはプライオリティも無くヒートをひっくり返すこともできないからパーティーウェイブを実行したまで。
でも、あのライディングが7.8ポイントだったなんてスコアが低すぎるって感じたね。
ラストのギリギリまでプライオリティをキープすべきだったのかもしれないけど、とにかく楽しめたよ。
みんなコンテストで楽しむことなんてできないと思ってるけど、僕やジョンは楽しもうって気持ちで臨んでるんだ。
ケリーが言及している7.8ポイントというのは、インターフェアを犯したライディングに与えられたスコア。
私もラストウェイブはかなり高いスコアが付いてもおかしくないライディングだと思ったので意外でした。
どっちにしろ、インターフェアでセカンドハイエストスコアは除外となるので、ジャッジもさらっとした採点にしたのかもしれませんが。
個人的には、ケリーがプライオリティを持った状態で最後の波で同じパフォーマンスをして欲しかったです。
あの時の逆転に必要なスコアは9.83だったので、逆転は無理だったと思いますが、大いに盛り上がったと思うので。
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参照記事「Kelly Slater Burned John John Florence At The Pipe Masters: He Told Us Why」