ハワイでスタートした2021年シーズンのワールドツアー。
色々と問題がありながらもメンズとウイメンズ共にツアー初戦を終えたのですが、ここに来てハワイ州がWSL(ワールドサーフリーグ)へと待ったをかけることに。
その結果として、いくつかのWSLイベントのキャンセルや延期が発表されました。
今回の記事は、WSLが発表した今後のWSLイベントの変更点に関するニュースをお届けします。
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今回のWSLの発表の引き金となったのはハワイ州の方針で、ハワイ州は以下の声明を発表しました。
私有地で行うプロスポーツやアマチュアイベントと異なり、サーフィンイベントは公共エリアでの開催となるため、どうしても人が集まってしまいます。
そのため、ハワイ州におけるサーフィンコンテストの開催は、当面一時停止とすることに決定しました。
上記ハワイ州の発表に続き、WSLが発表したコメントは以下となります。
ハワイ州の発表を受け、2021年1月19~28日に開催予定であったCT第2戦のサンセットオープン、ビッグウェイブイベントのジョーズチャンピオンシップのキャンセルを決めました。
また、2021年2月2~12日に開催予定であったCT第3戦のサンタクルズプロは延期の決断を下しました。
サンタクルズプロの延期については、カリフォルニア州での新型コロナウイルス感染の再拡大が主な理由になります。
延期のもう一つの理由は国際間の移動制限にあり、もしもアスリートが母国に戻った場合、イベントのためにカリフォルニアに戻ることが困難になる恐れもあるためです。
2021年シーズン初戦を無事に終えることができ、マウイ島とオアフ島のコミュニティのサポートに感謝しております。
4月からリップカールプロベルズビーチのオーストラリアンレグにて、2021年シーズンを無事に再開させられることを楽しみにしています。
さて、上記声明を読む限り、サンタクルズプロは延期と言う措置とのことですが、基本的にはキャンセルに等しいと言えます。
次なるCTイベントはオーストラリアとのことですが、オーストラリア国内では新型コロナをほぼ収束させているだけあり、国際間の往来には非常に厳しいです。
そこで、オーストラリア開催となるスポーツの国際イベントの現状を調べると、毎年1月に開催されるテニスの全豪オープンは、現時点において2月に延期の措置が取られています。
そして選手には2週間の検疫期間も設けられているものの、完全隔離というわけではなく、1日最長5時間までの練習が許可されるとのこと。
個人的な観測として、全豪オープンでもしもクラスターが発生した場合、CTイベントの開催も厳しくなると思います。
そのため、2月8~21日までの全豪オープンが無事に終えることができるのかどうかは大きな指標になると思うので注目したいところです。
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参照記事「WSL」