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今季はデジタル版という開催となったハワイを舞台にしたシリーズイベントのトリプルクラウン。

すでに当サイトでお届けした通り、デジタル版のチャンピオンに輝いたのはメンズがジョンジョン・フローレンス、ウイメンズがカリッサ・ムーア。

ハワイでのイベントにおいて、男女共にハワイアンがトップに立つ結果となりましたね。

今回の記事は、WSLによるジョンジョン・フローレンスとカリッサ・ムーアへのインタビュー内容やライディング、イベントを通じてのハイライト動画などをお届けします。


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ジョンジョン・フローレンス

Photo: WSL / PARALLEL SEA

デジタル版となった2020年のトリプルクラウン制覇により、実に4×トリプルクラウンチャンプとなったジョンジョン。

初のタイトルは2011年のことで、その後は2013年と2016年にもタイトルを獲得しています。

そのジョンジョンが、デジタル版としてのトリプルクラウンの利点、ハレイワで29ポイント(30ポイント満点)をマークしたライディングについて語っています。

全ての波で全力でチャージできる点がデジタル版の良いところだよね。ベストクリップを残そうって点は、フリーサーフィンのトリップにも似てる。

なのに、コンテストフォーマットのテイストも少なからず残ってるのが面白いね。

短い30分っていう時間の中でベストウェイブをキャッチしなきゃっていう制約のない自由な環境がクールだったかな。

ハレイワでのライディングは、テイクオフの時にとにかくビッグターンを狙おうって頭の中で考えていたことを覚えているよ。

波に乗った時はビッグターンのことしか考えてなくて、波のフェイスはクリーンで、僕は短めのボードに乗ってたんだ。

ターン中は時速100マイルくらい出てるような疾走感で最高の気分だった。

ターンを終えると、まったく予想してなかったことに波が巻き始めて、ミッドフェイスまで上がってバレルに包まれた感じ。

パーフェクトなダブルアップで自然とバレルに包まれた感じで、バレルを抜けた後はエンドセクションもしっかりあったんだ。

カリッサ・ムーア

Photo: WSL / TREVOR MORAN / RED BULL CONTENT POOL

これまではメンズのみを対象にしたシリーズイベントであったトリプルクラウン。

しかし、昨今の男女平等の動きも相まって、初のデジタル版というタイミングにしてウイメンズ部門が初開催。

その栄えある初代チャンピオンに輝いたのが、4×ワールドチャンピオンのカリッサ。

カリッサのコメントは以下となります。

トリプルクラウンのデジタル版の素晴らしかったところは、全てのウイメンズサーファーがパイプのようなサーフスポットに入ってチャレンジしようって思えたこと。

パイプのラインナップはとても怖いの。混雑もそうだけど、シャローリーフ上でブレイクするパワフルな波自体が恐怖で。

マウイプロがパイプ開催に変更してから、トリプルクラウンの期間終了までは、かなりノースショアでサーフィンしたわ。

私はタウンで暮らしてるから、週に5~6回はノースへと通ってね。

いつの日か、従来のトリプルクラウンにも出場できたらって願ってるわ。

ライディング動画

まずは、チャンピオンに輝いたジョンジョンとカリッサによる各会場でのベスト2ウェイブ映像から。

続いては、イベントを通してのハイライト動画となります。

動画冒頭のネイザン・フレッチャーによるストレートエアーの高さが最もインパクトがあるかもしれませんが…。

まとめ

カリッサが口にしていように、おそらく近い将来にトリプルクラウンも男女開催という流れになることでしょう。

現時点においてネックとなっているパイプラインでのウイメンズイベント開催について。

CTイベントにおいても、男女同時開催になっていないのはパイプイベントのみですから。

ですが、流れ的にはウイメンズのパイプマスターズ開催も時間の問題と思われるので、時代の推移を楽しみにしたいところです。

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公式サイト「WSL

2020年トリプルクラウンの過去記事