現地時間2021年9月26日(カリフォルニア)、今季からスタートとなったCS(チャレンジャーシリーズ)イベント初戦のUSオープンが終了。
メンズはグリフィン・コラピント、ウイメンズはケイトリン・シマーズの優勝で幕を閉じました。
今回の記事は、USオープン最終日の内容やCSランキングなどに関するニュースをお届けします。
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イベントレポート
メンズ
クオーターファイナルからスタートとなったUSオープン最終日のメンズ。
日本人として注目だったのは2×USオープンチャンピオンの五十嵐カノアが3度目のタイトルを獲得するのか否か。
クオーターのカノアは、元ワールドジュニアチャンプのルーカス・シルヴェイラと対戦し、ルーカスがシングルハイエストとなる8.00をマークしたものの、カノアがトータルで0.27ポイント差の僅差で勝ち上がる結果に。
カノアはセミファイナルに進むとグリフィンとのマッチアップとなり、この2人は2018年のUSオープンのファイナルでも対戦しています。
2018年はカノアがグリフィンを破って優勝しましたが、今回はグリフィンに敗れる結果となることに。
そのグリフィンがファイナルで対戦したのは、2019年QSランク13位とあと一歩のところでCT入りを逃したジェイク・マーシャル。
サンクレメンテのグリフィンとエンシニータスのジェイクという事で南カリフォルニア対決となり、グリフィンがファイナルを制してUSオープン優勝というビッグリザルトを残しました。
ウイメンズ
セミファイナルからスタートしたウイメンズは、ヒート1には元CTサーファーのココ・ホー、ヒート2には現CTサーファーのコートニー・コンローグが出場。
個人的には、ファイナルはココとコートニーの対戦になると思っていたのですが、どちらも番狂わせが発生することに。
ココは同じハワイアンで19歳のガブリエラ・ブライアン、コートニーは15歳のケイトリン・シマーズに敗れ、ファイナルはケイトリンが制する結果となりました。
ケイトリンと言えば、USオープンに先立って開催されたQSイベントのスーパーガールで準優勝したり、同イベントではブローテールをメイクした事でも話題となっていて勢いがありましたね。
ケイトリンは15歳という事で、気になるのは15歳にしてCT入りを決めてしまうのかどうか。
現在のウイメンズのCT入り史上最年少記録はキャロリン・マークスによる15歳です。
勝利者インタビューではCTクオリファイについて触れていて以下となります。
正直言って真剣にクオリファイを目指しているわけじゃないの。
フランスとポルトガルでは純粋に楽しめればいいかなって思ってる。
USオープン最終日ハイライト動画
CSランキング
今季はCSランキングからCT入りする事になるのは、メンズがトップ12、ウイメンズがトップ6となっています。
CSイベントは計4イベントで、残りは来月10月にフランスとポルトガル、11月終わりにハワイのオアフ島サンセットでフィニッシュ。
CSランクの構成はベスト2ポイントの合計で、対象イベントはCSイベント×4と2020年のパンデミック前に開催されたQSイベントとなります。
メンズ
CTランクでクオリファイを決めているサーファーを除き、現時点において最も有利なのは8,000ポイントを獲得しているジェイク・マーシャルとマット・バンティング。
ただ、マットは怪我のリハビリでUSオープンには出場してないので、ヨーロッパイベントまでに完治するのかどうかがポイントになることでしょう。
ウイメンズ
今季のCSランクにおいて、どれくらいのポイントがクオリファイのボーダーラインになるのか過去の事例がないので予測できません。
なのですが、根拠のない個人的な体感として、現CSランクトップのガブリエラはすでにCTクオリファイに必要なトータルポイントに達しているような気がします。
まとめ
始まったばかりの2021年シーズンのCSイベントですが、一気にイベントを消化して12月頭には誰がCTクオリファイするのか決まるので目が離せません。
次なるCSイベント第2戦はポルトガルにて行われ、ウェイティングピリオドは10月2~10日の設定となっています。
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公式サイト「WSL」