2021年10月2日からウェイティングピリオドに突入するポルトガルのエリセイラ開催となるCS(チャレンジャーシリーズ)イベント第2戦「MEO Vissla Pro Ericeira」。
同イベントに2021年CTランク3位となったブラジリアンのイタロ・フェレイラ「Italo Ferreir」(27歳)が参戦する事が正式に発表されました。
今回の記事は、イタロ・フェレイラのポルトガルCSイベント出場やCTサーファーによるCSイベント出場要件などといったニュースをお届けします。
スポンサーリンク
イタロ・フェレイラがポルトガルCSイベント出場
トップCTサーファーによるCSイベント出場は、イベント自体への注目度が増すので喜ばしいニュースではないでしょうか。
イタロと言えば、CTキャンセルとなった昨年2020年にポルトガル開催となったスペシャルイベントにも参加したので、ポルトガル好きであることが分かります。
ブラジリアンの母国語はポルトガル語と言語が同じ点も大きなポイントでしょう。
ポルトガルCTイベントの戦歴を見ると、ルーキーだった2015年には初ファイナル進出、2018年にポルトガルでは初となるCT優勝を果たしています。
そんなイタロのコメントは以下となります。
ポルトガルに戻って来れることにストークしてるよ。世界の中でも特にお気に入りの国だからね。
ルーキーイヤーにファイナル進出できたのは最高だったし、その後はイベント優勝まで果たせたし。
ありがとう、ポルトガル。この国とサーフファンは素晴らしく、僕は夢の生活を送れているんだ。
ちなみに、ポルトガルCSイベントにはUSオープンに引き続き、五十嵐カノアも出場予定となっています。
カノアはポルトガルにも家を所有しているので当然とも言えますが。
CTサーファーのCSイベント出場要件
CSイベントが今季からスタートということで、気になるのはどれほどのイベント数にCTサーファーが出場しなければならないのか。
QSイベントがCT入りの条件だった以前にも、CTサーファーにはQSイベントの出場要件があり、ほとんど内容は変わりません。
WSLルールブックに記された実際の出場要件は以下となります。
*一つは自身が居住しているリージョンのCSイベントで、同リージョンでCSイベントが開催されていない場合は同リージョン開催のQS5,000イベントもしくは他リージョンのCSイベント出場で代用可能。
*CT歴10年以上のCTサーファーはCSイベントの出場要件は1戦のみ。
*出場要件を満たさなかった場合は罰則あり。
*罰則は、初回の違反は罰金5,000ドルと場合によってはCTサーファーとしての資格はく奪。
*2度目の違反は罰金1万ドルとCTサーファーとしての資格はく奪。
*3度目の違反は罰金1.5万ドルとCTサーファーとしての資格はく奪。
以前はQSイベントで最もグレードの高いQS10,000イベントの出場義務が課せられていたので、CSイベントに変わっただけで出場要件はほぼ同じです。
ただ不思議なのは、ケリー・スレーターやミック・ファニングといったワールドチャンピオンは出場要件を満たしていないシーズンがいくつもあるので、罰金を払っていたのか疑問が残ります…。
ワールドチャンピオンということで特別扱いだったのかもしれませんが。
まとめ
ポルトガルCSイベントはヨーロッパが舞台という事で意外だったのはオーストラリアのオーウェン・ライトが出場予定と言う点。
東京五輪で銅メダリストに輝いたオーウェンは、メキシコCTイベント後に帰国し9月頭には隔離明けとSNS投稿していたので、まさか再び国外に出るというのは驚きでした。
まぁ、今季のオーウェンはCTランクでのツアー残留を逃しているので、来季のクオリファイを残り3つのCSイベントで目指すのかと思います。
なんにせよ、USオープン終了からほとんど間を置かずに開催となるポルトガルCSイベントを楽しみにしたい所です。
-----
公式サイト「WSL」