Photo: WSL / ED SLOANE

今季からようやく大変革となったサーフィンのワールドツアーであるCT(チャンピオンシップツアー)。

数年前からWSL関係者が大変革について触れていたもののなかなか実行には移せず、コロナ禍による2020年ツアーキャンセルで時間に余裕ができたことで実行に移せたわけですから。

そんなツアー大変革も来季2022年のミッドシーズンカットが導入されて完成系となり、その記念すべき2022年のシーズンワイルドカードが発表されました。

今回の記事は、2022年のWSLシーズンワイルドカードに関するニュースをお届けします。


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以前はWSLワイルドカードやインジュリーワイルドカードと呼ばれ、メンズは2名、ウイメンズは1名にWSLがワイルドカードを付与していました。

ワイルドカードとは、CTクオリファイ要件を満たしていないサーファーにCTスポットを与えること。

CTサーファーでありながら怪我でツアーを離脱し、クオリファイを逃したサーファーに付与する事が大半だったのでインジュリーワイルドカードとも呼ばれていました。

そのワイルドカードが来季からはWSLシーズンワイルドカードという名称になるようです。

2022年シーズンのワイルドカードは、男女共に2名ずつになるとのことで、ウイメンズが1枠増えたことになります。

2022年ワイルドカードを得たのは以下のサーファーとなります。

*コロヘ・アンディーノ

*オーウェン・ライト

*レイキー・ピーターソン

*マリア・マニュエル

今回の発表に伴い、WSLのジェシー・マイリー・ダイアーは以下の声明を発表しています。

我々は発表した4名のサーファーが2022年シーズンワイルドカードとしてツアーに戻って来る事にエキサイトしています。

レイキーとコロヘはシーズン序盤に怪我をし、二人共に昨シーズンはトータルで5つのイベントを欠場しました。

マリアとオーウェンは2021年シーズンの成績は良かったものの、あと一歩のところで2022年シーズンのリクオリファイを逃しました。

4名共に過去数年においてパフォーマンスレベルの高さを証明しているからこそ、ワイルドカードを付与することにしました。

コロヘとレイキーはタイトルレースに参戦した実績も十分なサーファーであり、なおかつ怪我でツアーを長期離脱したので納得の人選です。

メンズのもう一人は、個人的には怪我により2つのCTイベントを欠場したエイドリアン”エース”バッカンになると思っていました。

エースはベテランCTサーファーであり、CTのアスリート代表を何年にも渡って務めてきた功労者であるためです。

でしたが、オーウェンが選ばれることになり、オリンピックでの銅メダル獲得が大きかったのかなと思います。

1枠増えたウイメンズでは、怪我によるツアー離脱となったのはレイキーのみだったので、もう1枠はシンプルに1ランク差でツアー残留を逃したマリアとなっています。

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