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世界的に見てシャークアタックの発生件数が高いオーストラリア。

10年以上前であればオーストラリアの西部や南部でシャークアタックが多かったように思えますが、近年は東海岸での報告が増えています。

そして昨日、オーストラリア東海岸で再びシャークアタックが発生することに。

今回の記事は、8月25日(金曜)にNSW(ニューサウスウェールズ)州ポートマッコリーで発生したシャークアタックのニュースをお届けします。


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シャークアタックが発生したのはポートマッコリーのライトハウスビーチでのこと。

被害者となったのは二児の父親でありローカルサーファーのトビー・ベグ(44歳)で、片足を失うほどの重症ながらも容体は安定しているそうです。

トビーが体長4メートル前後と見られるホホジロザメに襲われたのは午前10時頃で、目撃情報によるとトビーは30秒ほどサメと格闘していたとか。

その後ビーチに戻ると、たまたま非番の救命医が居合わせてリーシュコードを使って止血処置などを施してもらい、病院へとヘリコプターで搬送されたそうです。

さて、事故が発生したライトハウスビーチの沖合には、シャークアタック予防策としてドラムラインが設置されているのですが機能しなかったそうです。

現在のオーストラリアは真冬終盤で、これから海水浴客が賑わう夏へと季節が向かって行くので、夏場に向けてオーストラリア東海岸では多くのビーチでシャークネット設置を行うと政府が発表して議論となっています。

シャークネットはサメ以外の海洋生物が引っ掛かる恐れがあるので、設置に関しては必ず賛否両論が起きるのです。

ただ、今回のシャークアタック発生を見ると、ドラムラインが機能しないケースが多々あった上でのシャークネット設置という苦渋の判断なのかなとも考えさせられます。