予定よりも1年遅れとなったものの、今夏にようやくリリースとなった大人気インディーズサーフムービーシリーズ作品「Snapt4」。
同サーフムービーは作品のリリースだけではなく、ベストセクションを決めたり、「ベストバレル」や「モンスターマニューバ」といった部門が設けられていました。
そしてついに各部門の受賞者が発表となることに。
今回の記事は、スナプト4の各賞の受賞者に関するニュースをお届けします。
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「ベストバレル」部門
モダンサーフィンにおいてディープバレルは当たり前となっているので、どのバレルライドが受賞しても不思議ではありませんでした。
そして受賞することになったのは、ベンジ・ブランドによるパイプラインでのチャージとなりました。
「モンスターマニューバ」部門
この部門について、私はクレイ・マルゾのブローテールかメイソン・ホーのクライストエアーになるかと思っていましたが、予想は大外れ。
受賞したのはウェイブプールでのエアショー「スタブハイ」での活躍で一気に知名度を高めたイーサン・オズボーン。
ちなみに、受賞したマニューバはセルフシェイプのボードに乗り、ノーリーシュでメイクしたバックサイドのフルローテーションです。
「ベストセクション」部門
ベストセクションは要するにどのサーファーのパートが良かったのかを、タジ・バロウ、ボビー・マルティネス、ミック・ファニングという3名のジャッジパネルが決定します。
3名はそれぞれ10点満点で採点し、合計30点満点での勝負となります。
その勝負でトップ3までに賞金が贈られ、結果は以下となりました。
2. メイソン・ホー(26.8ポイント):賞金2万ドル
3. セス・モニーツ(26.65ポイント):賞金1万ドル
なのですが、実際にはジャックの27.6ポイントを上回る28.8ポイントをマークしたサーファーがいて、そのサーファーとはバロン・マミヤ。
ですが、バロンはルール違反ということで選考対象外となることに。
基本ルールとして、作品に使用される映像は作品がリリースされるまでに完全未公開の映像のみに限定されます。
テイラー・スティール監督作品時代にもあり、オンラインコンテストであったインナーセクションでも同様のルールが設けられていましたね。
バロンはスナプト4用撮影のためにコロナ禍にメンタワイ諸島を訪れた際の映像で、同作品に使用された動画をSNSでアップしていたためです。
当時のバロンとしてはスポンサーが一新し、スポンサーにアピールするためにもキレキレのパフォーマンスをSNSに投稿したかったとか。
ただ、過去映像になるとスポンサーステッカーが違ったりするのでどうしても最新映像が必要で、SNS投稿に関してはローガン監督に事前に話を通し、許可を得ていたそうです。
なのですが、SNS投稿した映像のライディングが良かったのでローガン監督が作品に使用したとか。
そこで、ローガン監督はそのシーンを使って選考対象外になるか、もしくはそのシーンをカットするかバロンに聞き、最終的にそのシーンを残すことにしたとか。
難しい点として、そのシーンをカットしていたら28.8ポイントが付いたかどうかと言う点で、その点は神のみぞ知るといった所ではないでしょう。
なにはともあれ、5万ドルを得られるチャンスを蹴ってでも、自身のベストパフォーマンスを見てもらいたいと腹を決めたバロンはサーファーとしてクールだと感じます。
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参照記事「We Know Who Won Snapt4’s 50k First Prize」