世界で最も有名なレフトスラブスポットとして知られるタヒチ(フレンチポリネシア)のチョープー。
チョープー(Teahupoo)という名前は現地語の単語を繋げたもので、英語に直訳すると「The end of the road」なので「エンド・オブ・ザ・ロード」と呼ばれる事も多々あります。
そんなチョープーを舞台にしたCTイベントのイベントハイライト動画が公開。
今回の動画は、今季チョープーイベントでのエクセレントレンジ(8~10ポイント)となったライディングのみを集めたダイジェスト映像をお届けします。
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今年のチョープーイベントにて、最も注目を集めたヒートの一つと言えたのが、ケリー・スレーターとローカルワイルドカードのカウリ・ヴァアストによるセミファイナルのヒート。
ケリーは1本しか波に乗れずに敗北を喫する結果となったのですが、自然相手のサーフィンのコンテストだからこそのエッセンスが詰まっていたと感じました。
同ヒートは序盤でカウリが波に乗った事でケリーがプライオリティを持ち、ビッグセットを待ち続けたものの入らなかったのでケリーはほぼ波に乗れませんでした。
一方のカウリは、ケリーがプライオリティを持っていたので、ケリーがスルーした波に乗ってハイスコアをマーク。
ケリーとしては、チョープーでビッグセットが入ればパーフェクト10をスコアすることも十分に可能なので、じっくりと波を待ったことが裏目に出たと言えます。
勝負の世界に「もしも」など無いのですが、逆にカウリがプライオリティを序盤で持ったとしたらどういう戦略に出たのかと考えると、答えがあるようでないサーフコンテストの奥深さを感じてしまいます。