ヨーロッパのQS(クオリファイングシリーズ)イベントとして、10月18~23日にウェイティングピリオドが設定されていたQS3,000イベント「Azores Pro」。
ポルトガルのアゾレス諸島を舞台にしたイベントで、同イベントのジュニア部門は先日終了したのですが、メインイベントはキャンセルという珍しい展開となることに。
今回の記事は、ストームの影響により開催中止となったアゾレスプロに関するニュースをお届けします。
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QSイベントはイベント期間自体が短期間であるケースが大半であることから、波を外すことは多々あります。
セットで膝波で開催されることもあるくらいですし。
ですが、今回の場合はストームが連続して訪れるということで、波が大きすぎて危険との判断からキャンセルというレアなケースとなりました。
ウェイティングピリオド初日の前夜には、設営したイベント会場もダメージを受けたほどだったとか。
イベントオーガナイザーのロドリゴ・エレディアは以下のコメントを寄せています。
イベントキャンセルの決断は容易ではなかったし、タフな一週間になった。
現在、2つのビッグストームに挟まれていて、イベント期間自体が短いのにスウェルが大きすぎる状況なんだ。
イベント開催のためにあらゆる手を尽くしてはみたんだけど、海をコントロールすることはできない。
アゾレス諸島にとっては大きなスポーツイベントだから、来シーズンは開催できるようにベストを尽くします。
さて、イベントキャンセルは残念なニュースではあるのですが、アゾレス諸島は島と言う環境なので、場所を選べば風向きが合い、スウェルが軽減するブレイクはあるはず。
実際にそんなサーフスポットはあり、皮肉なことに出場予定だったサーファーたちはエピックコンディションでのフリーサーフィンを下記動画の通り楽しんだようです。
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公式サイト「WSL」