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Photo: WSL / ETHAN SMITH

社会的に認められるようになってきたトランスジェンダー。

その流れを汲んで、アスリートの世界においてもトランスジェンダーがメンズとウイメンズのどちらに分けられるのかなどと言ったポリシーが新たに制定されています。

昨年終わりにISA(国際サーフィン連盟)もトランスジェンダーポリシーを発表していて、新たにWSL(ワールドサーフリーグ)もISAのポリシーに追随すると発表しました。

今回の記事は、WSLのトランスジェンダーポリシーに対してべサニー・ハミルトン「Bethany Hamilton」(32歳)が一石を投じたSNS投稿のニュースをお届けします。


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べサニーと言えば、将来有望な若い頃にシャークアタックで片腕を失ったものの、プロサーファーになる夢を実現したサーファー。

そんなべサニーのライフストーリーはハリウッド映画になったりと、おそらくプロサーファーとして一般社会での認知度が最も高い存在でしょう。

そんなべサニーがWSLに疑問を呈する格好となったので、注目を集めている今回のSNS投稿。

実際の投稿内容は以下となります。

WSLはトランスジェンダーの判別として、ISAと同じくホルモンレベルを挙げています。

ただし、ホルモンレベルだけで本当に平等になるのか、既存のアスリートたちは納得した上でのポリシー決定なのかなど、選手目線での忌憚のない意見を述べています。

できるだけ偏向の無い意見として述べるためか分かりにくく感じるかもしれませんが、シンプルに言えば元男性がトランスジェンダーとして女性部門に出場することの是非についてです。

トランスジェンダーの要件となる5nmol/L以下というホルモンレベルは、男性の平均値として低いものの、女性の平均値としては高いですし。

さて、立ち位置によって公平の観念は異なるので、誰にとっても納得といったポリシーは存在しないかもしれません。

なのですが、べサニーのように問題提起をして少しでも考えるきっかけを生むことは間違いなくプラスに働くと思うので、大いなる一石と言えるでしょう。