先日、3月26日に16歳のネッド・ハートがシップスターンブラフでビッグウェイブチャージした話題をお届けしました。
実は同日に、一人の若手チャージャーが病院送りになるほどのシリアスな事故も発生していたそうです。
その被害者となったのは、19歳のハリー・ホーマー・クロス(Harry Hollmer-Cross)。
今回の記事は、シップスターンでのハリー・ホーマー・クロスの事故に関するニュースをお届けします。
スポンサーリンク
名字を聞いてピンときた方もいると思いますが、ハリーの父親はシップスターンでは常連のチャージャーであるジェームス。
家族と近しい関係のダニー・グリフィスがすでに治療費などを募るクラウドファンディングを立ち上げていて、そこに記されている事故の概要は以下となります。
3月26日のセッションには多くのサーファーが集まり、その日にハリーは命を落とす寸前のワイプアウトをする事になった。
流れとしては、ビッグウェイブのバレルに入ってワイプアウトしてボトムにヒット。
海中で意識を失って溺れたハリーは、ボロボロの人形のように海を漂っていたんだ。
そこでジェームスはジェットスキーですぐに息子のもとに駆け付けると、その時点でハリーは呼吸をしていなかった。
ただ、ジェームスの救助が迅速で、すぐさまボートに連れて行ってCPRをするとハリーの体が反応し、その後はヘリコプターに乗って病院に搬送された。
生きていたのはラッキーだけど、今後の回復への道のりは長いものになる。
と言うのも、外傷性脳損傷を始め、左耳は手術を受けてから補聴器が必要になるだろうし、他にも様々な治療が必要になる。
今後に関しては最悪なケースとしてはサーフィンができなくなるかもしれないし、回復への道のりはスローペースなプロセスが予想されている。
そのため、ハリーのリハビリ、医療費、今後仕事ができない期間の生活費などの助けになればとクラウドファンディングを始めました。
クラウドファンディングの目標額は3.5万豪ドル(約315万円)の設定となっていて、現時点においてすでに3万豪ドルを超えています。
ちなみに、実際にどれほどのサイズの波にチャージしていたのかについて、ハリー本人がSNS投稿していて以下の通り。
ハリー本人は「人生を賭けた時には、これくらいの代償を払う事もある」と言うコメントと共に、手を差し伸べてくれた人みんなへの感謝を述べています。
ちょっとしたミスで命を落としてもおかしくないというエクストリームなジャンルのビッグウェイブサーフィン。
本当に最悪な事態にならずに良かったと共に、早い回復をお祈りします。
-----