数時間前、突如としてインスタグラムで表明された11×ワールドチャンピオンであるケリー・スレーターによるワールドツアーからの引退宣言。果たして、エイプリルフールのジョークなのでしょうか。ちなみに、インスタグラムの更新時、日本はすでに4月2日でしたが、ケリーの母国アメリカは4月1日です。

 
本人のコメントによると「初めて参加したツアーイベントがリップカール・プロだったから、最後のツアーイベントとしてふさわしいと思ってる。最後になるから優勝したいな」などと、明らかにツアーからの引退を意味する内容となっています。

昨年のエイプリルフールには、クイックシルバーからの決別を発表したケリー。その際は、エイプリルフールネタではなく真実であったため、今回の内容についても真実の可能性は捨てきれないと言われています。

今年は自身のブランド「アウターノウン(Outerknown)」の始動に加え、サーフボードブランド「Firewire」の株式を大量購入したことでボードビジネスにも進出するのではと噂されているケリー。

また、家具ブランド「PBteen」とのコラボ商品を発表したり、70年代サーファーも関わったマリファナ密輸のドキュメンタリー「タイ・スティック(Thai Stick)」の映像化のプロデュースを発表したりと大忙しなのは間違いありません。

ただ、サーフファンとしては、ケリー不在のワールドツアーは少し寂しくもありますね。まだまだ、トップシードとして活躍していますし、ツアーにおいて唯一無二の存在ですから。

果たして、今回の発表はネタなのか真実なのか気になるところ。ネタであって欲しいんですけどね。

(追記:4月6日)

インスタグラムでの突如の引退表明から3日後となる4月5日の夜(日本時間)、ケリーは再びインスタグラムにて、リップカール・プロ終了後の引退表明はエイプリルフールだったよと発表しました。

ファンとしては、ホッとしたと同時に、引っ張り過ぎといった感じですよね。ただ、これまでも何度となく引退を示唆しているので、実際の引退も遠い未来ではないかもしれないですね。