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時にちょっとしたヒントから、大幅に成長することもあるサーフィン。

マイナースポーツである事から言語化されていない点が多々あり、多くのサーファーが当たり前のように行っている事であってもサーファーによっては気付いていない場合などもあるためですね。

そんな経験を語るコア・ロスマンとネイザン・フローレンスのポッドキャストでとても重要なテクニックが語られることに。

今回の動画は、コア・ロスマンのテイクオフが激変したホレた波でのフォーム(体勢)に関する内容をお届けします。


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動画タイトルは「How Nathan Florence Learned To Do Airs」となっているので、メインはネイザンがエアリアルを学んだプロセスです。

兄のジョンジョンに教えを求めたものの、ジョンジョンは感覚で覚えたのでなかなか言語化できず。

しかし、ネイザンが細かな点まで聞くようになると、ジョンジョンも各動作などをブレイクダウンして教えることが上達し、ネイザンがエアリアルもレパートリーに入れられるようになったと言う内容です。

なのですが、個人的に最も興味をひかれたのは動画後半部分でのコアが語っている内容。

コアは初めてタヒチのチョープーを訪れた時、今では信じられませんが、テイクオフで毎回吹っ飛ばされるのみで全く波に乗れなかったとか。

まだプロではなかったと言うものの、チョープーに行くと言う事はそれなりのレベルには達していたにも関わらずと言えます。

すっかり自信を失い、その後にディーン”ディンゴ”モリソンとインドネシアを訪れた時に相談すると、一枚のアンディ・アイアンズの写真を見せられたとか(動画にも登場しています)。

インドネシアではディンゴのサーフィンを注視しながら、アンディの写真を穴が開くほど眺めていたらある事に気付くことに。

その気付きとは、コアはテイクオフ直後はいつもサーフボードと両肩が平行になっていたそうです。

ですが、アンディの写真とディンゴのサーフィンを見て学んだ事は、テイクオフ直後のフォームは前方の肩が思いっきり開いた状態で、体重は思いっきり前足体重とのこと。

コアは肩を開くといった表現ですが、個人的には前腕を後方に振るといった動作の方が、ボトムターンでトップへ駆け上がる直前に後腕を後方へ振る動作と似た感じで分かりやすいような気がします。

このテクニックを学んだ事で人生が激変し、翌年にはスポンサーが付くようになり、ヘビースポットでのパフォーマンスが向上したと言います。

さて、バレルになるようなブレイクの早い波で、ショルダー側ではなくボトム側へと体を開くと言うのは意外ではないでしょうか。

私もホレた波でのテイクオフは苦手で、ホレた波でもレイトドロップをメイクするサーファーがいるとどんなマジックを使っているんだと思っていました。

もしかしたら、この体勢作りこそがマジックだったのかもしれないので、是非とも試してみたいと思います。

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