波のフェイスと言うキャンバスに思い思いのラインを描くサーフィン。
同じような波であっても、サーファーのイマジネーションによって描かれるラインは異なり、たとえプロであってもほぼ同一のセクションでバリエーションの異なるマニューバを選ぶことは珍しくありません。
そんな顕著な例の比較動画が公開されることに。
今回の動画は、スナッパーロックスでのマイキー・ライトとミック・ファニングによるカットバックの比較映像をお届けします。
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オーストラリア東海岸を代表するポイントブレイクの一つと言えるゴールドコーストのスナッパーロックス。
スナッパーのメインピークは、エントリースポットとなる岩場の奥にあたる「Behind the Rock」で、ここからエゲつないホレ方のテイクオフをメイクしてバレルへと直行。
そのバレルをメイク後のセクションが、今回のマイキーとミックのカットバック比較動画の舞台となります。
カットバックと言うマニューバは、波のパワーゾーンから離れすぎた時にパワーゾーンに戻るために行います。
そのカットバックで、マイキーは程々にレールを入れてパワーゾーンへと戻る一方、ミックはお尻を波のフェイスに当てるほど腰を落としてブレーキをかけるようなアプローチ。
ちなみに、カットバック自体はコンテストシーンだと、どちらのバリエーションであろうがスコアへの影響はほぼないでしょう。
なのですが、元CTサーファーの2人が異なるアプローチを取ると言う点に両者のスタイルが浮き彫りとなり興味深いと言えます。