ここ10年ほどでサーファーの間で名前を聞くようになったアフリカ大陸のモザンビーク。
注目を集めることになったのは、ジョーディ・スミスなど特に南アフリカをホームとするサーファーによるサーフトリップ動画でしょう。
ゴールドコーストのスナッパーロックスやキラと比較されるほどのライトハンダーの映像は印象的なので。
今回の動画は、モザンビークのサーフィン史にフォーカスを当てた作品「Chasing the Unicorn」をお届けします。
スポンサーリンク
「Chasing the Unicorn」と言うタイトルを見るだけでワクワクさせられる今回のサーフムービー。
実在しない架空の動物であるユニコーンを追い求めると言うのが、ヴァージンウェイブを求めるサーフアドベンチャーに相通じる印象を受けるためです。
さて、モザンビークのサーフィン史は深くなく、その理由として挙げられるのが1992年まで続いた内戦。
誰が敵で誰が味方がすら分からない状況で、サーフアドベンチャーといった情勢ではなかったためです。
しかし、92年に和平協定が結ばれると扉は開かれ、ハードコアなサーフトラベラーが開拓していくことに。
その一方、ローカルサーファーも存在し、そんなローカルの一人がモザンビークで現在唯一のプロサーファーであるサン・ミン・チョー。
サンはホームの波を自分だけで楽しむのではなく、同じローカル仲間とも楽しみたいとサーフクラブを作り、コミュニティとして広がっていくことに。
その過程には、お隣の南アフリカ出身でサーフスターのジョーディの存在があったりと、人と人との繋がりや絆で育まれたヒストリーを感じられる内容となっています。