元CT(チャンピオンシップツアー)サーファーのローラ・エネヴァー「Laura Enever」(31歳)。
現在はWSLイベントのコメンテーターを務めたり、ビッグウェイブサーファーとして活動しています。
そんなローラが昨シーズンのハワイで乗った波が、ビッグウェイブのギネス世界記録として認定されることに。
今回の記事は、ウイメンズのビッグウェイブのギネス世界記録更新のニュースをお届けします。
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ギネス世界記録におけるビッグウェイブは、まずはメンズとウイメンズに分けられます。
以前は同等に扱われていたものの、ビッグウェイブサーファーのマヤ・ガベイラの訴えによって分かれることに。
男女の二部門に加え、ビッグウェイブサーフィンは自力で波に乗るパドルイン、そしてジェットスキーに牽引してもらうトウインの部門にも分けられます。
そして今回のローラによるビッグウェイブの記録更新は、ウイメンズのパドルインでの結果となります。
波に乗った場所はハワイのオアフ島ノースショアのアウターリーフで、認定されたサイズは43.6フィート(13.3メートル)。
ローラ本人によるコメントは以下となります。
パドルしている時からビッグサイズだって分かっていて、テイクオフしてボトムを見下ろすと過去一のサイズって認識したの。
私の人生においてとっておきの1本って分かったから、全神経を集中させて乗ったわ。
私のサーフィンキャリアにおいてスペシャルなブレイクスルーだから、ギネス記録受賞に繋がって最高にクールだし信じられない気持ちでいっぱい。
今回の記録は、ビッグウェイブシーンの先人たちの存在があってこそだから、インスパイアしてくれたウイメンズサーファーたちに感謝してるわ。
そしてネクストジェネレーションのガールズたちも、同じような道のりを辿ることになると信じてる。
さて、今回のライドで動画コメント欄で見られる意見として「波に乗りきってないのに記録更新なの?」とあります。
これはパドルインとトウインの違いで、トウインはジェットスキーに牽引してもらうので、乱暴な言い方をすれば素人でも波に乗れてしまいます。
そのため、トウインでは波に乗りきる事がギネス記録の条件となっています。
一方、パドルインだとまず素人でドロップをすることができないので、波に乗りさえすればカウントされることになります。
それにしても、いくらインフレータブルベストがあると言っても、このサイズの波に巻かれる事を考えると恐ろしいですね…。