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Photo by Damien Poullenot/World Surf League

現地時間2024年3月6日(ポルトガル)、ペニシェのスーパーチューボスが会場のCT(チャンピオンシップツアー)イベント第3戦「MEO Rip Curl Pro Portugal」が開幕。

イベント初日となった本日は、メンズのラウンド1のみが開催となりました。

今回の記事は、2024年リップカールプロポルトガルのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、今後の波予報と言ったイベント情報をお届けします。


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イベントレポート

なかなか厳しいコンディションではあったものの、ウイメンズではなくメンズ開催に踏み切った本日。

それだけ今後のコンディションが期待できない事の現れとも言えます。

本日のシングルハイエストスコア8.83をマークしたのは、ジャック・ロビンソン。

相当高さのあるアーリーウープをメイクしてのハイスコアとなりました。

かなりインパクトがあったのですが、個人的に少し気になったのがフローで、近年では派手な一発のマニューバよりもトランジションなどがスコアリングで重視されているように感じます。

たとえば、ガブリエル、フィリペ、イタロのようにフルローテーションをメイク後にトリムを入れずに次のマニューバに繋げていくといった流れを止めない感じです。

そのため、今回のスコアはマニューバ重視のようにも見えるので、どのようなバランスでスコアリングされたのか気になってしまいました。

本日のトータルハイエストスコア15.00を叩き出したのはサミュエル・プポ。

サミーの勝利者インタビューは以下の通り。

最高にファンだったよ。

ラインナップが広大でポジショニングが難しくて、僕は対戦相手とかなり離れたポジションを取ったけど自分に自信があったんだ。

みんなよりも早めにポルトガル入りして、毎日サーフして寒さにも慣れ、誰よりも練習に励んできたから。

ミッドシーズンカットをパスするには今こそ好成績が必要なのは分かっているけど自信があるから、ハワイアンレグ以上の結果を残したいと思ってる。

本日のサプライズとなったのはグリフィン・コラピントによるカラム・ロブソンへのインターフェア。

少しややこしい事に、コメンテーターが誤った前提のもとに説明をしていたので意味が分からなかった方もいると思います。

まずはコメンテーターの説明から。

グリフィンがインターフェアを起こす直前、カラムとグリフィンが同じ波を狙ってパドルしたけど、どちらも乗らず。

この時にプライオリティを持っていたのがグリフィンで、そのパドルでプライオリティが切り替わったけどグリフィンは気付かず、次の波でのカラムへのブロック行為がインターフェアとなった。

上記の説明でしたが、ライブ中継を見返すと分かりますがインターフェア直前の波でプライオリティの1番手はカラムで2番手がグリフィンでした。

ヒート後にグリフィンが仲間と話している会話によると、インターフェア直前の波へのパドルで、カラムがプライオリティを失ったとアナウンスがあったように聞こえたとグリフィンは言ってます。

そのため、カラムのプライオリティが1番手から3番手に変わったと思い、グリフィンはカラムが乗ったのをしっかりと見た上で、ブロック行為としてプライオリティを使ったものの、実はプライオリティは変わってなかったというシチュエーションでした。

このインターフェアにより、グリフィンは同ヒートでは1位だったものの3位へと転落してラウンド2送りとなる事に。

ちなみに、コメンテーターが「スコアポテンシャル」と強調しているせいか、カラムがあれだけ奥のポジションからテイクオフしているので「スコアポテンシャルなんかあるか」といったコメントもSNSでは見受けられます。

インターフェアの定義がスコアポテンシャルに集約されるのならば、定義の議論がなされる必要があるテーマかもしれませんね。

本日の結果

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via youtube

ハイライト動画

波予報

現地時間の7日からしばらくストーミーコンディション予報となっていて、7日はすでにレイデイ(Layday:イベントのオフ日)とコールされています。

次なるコールは8日の午前7時半ですが、公式波予報サイトのサーフラインによると10日の日曜までレイデイになるとの見込み。

予報通りとなれば、イベント再開となるのは11日の月曜日になると見られます。

まとめ

日本とポルトガルの時差は9時間で、日本が9時間進んでいます。

明後日のファーストコールとなる現地時間の3月8日午前7時30分は、日本時間では3月8日午後4時30分となります。

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公式サイト「MEO Rip Curl Pro Portugal