現地時間2024年3月30日(オーストラリア)、ビクトリア州のベルズビーチがメイン会場のCT(チャンピオンシップツアー)イベント第4戦「Rip Curl Pro Bells Beach」が開催。
イベント3日目となった本日は、ウィンキポップにてメンズのラウンド3ヒート6~ラウンド4まで開催となりました。
今回の記事は、2024年リップカールプロベルズビーチのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、今後の波予報と言ったイベント情報をお届けします。
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イベントレポート
本日もまたサイズが小さかった事もあり会場となったのはベルズビーチではなくお隣のウィンキポップ。
波が小さくアクション系と言ったコンディションになったことも後押しとなったのか、クオーターファイナリストに名乗りを上げたのは若手メインとベルズイベントらしくない展開となりました。
本日のラウンド3は波乱の連続と言え、ワールドチャンプ経験者のケリー・スレーター、ガブリエル・メディナ、ジョンジョン・フローレンス、イタロ・フェレイラの4名が早期敗退。
その中で物議を醸すヒートとなったのは、ガブリエルがコール・ハシュマンドに敗退したヒート7。
同ヒートは終盤の段階でガブリエルが僅差でリードしていて、残り時間わずかという所で入ってきた波にコールが乗り、ガブリエルはプライオリティを持っていたもののブロックはしない展開に。
そしてその波でコールが大逆転劇を演じることになったのですが、ガブリエルは全く納得がいかず。
ガブリエルくらいのレベルのサーファーになるとヒートに敗退してもインタビューを受ける事は多々あり、今回もローラ・エネヴァーが心境を聞く事に。
インタビューのスタートでローラが「コールに波に乗らせる大きなミスを犯したわね」と言うとガブリエルは「俺がミスをしたって?それは笑えるね」と明らかにイラついている様子。
ガブリエルとしては、波が小さすぎたのであれだけ高いスコアが出るのはあり得ないと言う解釈で、実際にサーフコンテストではヒート時間におけるベストウェイブを掴めるかどうかもジャッジクライテリアの一つ。
だからこそ、サーファーはセットをじっくりと待っているわけであり、サイズが関係なければ手数を増やせばいいだけ。
時にジャッジクライテリアが複数ある要素の一つに寄り過ぎる事があり、今回のケースもその悪い例が当てはまったと言えるのかもしれません。
一方のコールは、幼い頃から憧れていたガブリエルと対戦でき、さらには勝利出来て純粋に喜んでいました(笑)。
本日のもう一つのハイライトは、グリフィンとクロスビーのコラピント兄弟ヒートが実現した点。
前回のポルトガルでは、クロスビーがセミファイナルを勝ち上がっていればファイナルで兄弟対決になったものの実現しませんでした。
そしてCTイベントでの初兄弟対決は、あまりセットが入らなくてクロスビーが全く見せ場を見せる事ができず、兄であるグリフの圧勝となりました。
この二人の安定した強さを見ていると、今後も幾度となく兄弟対決を繰り返していく事になるでしょうね。
本日の結果
ハイライト動画
波予報
今後の波予報も大きな期待を持てないので、ギャラリーが集まりやすいイースターウィークエンドである明日31日がイベント最終日になる可能性が高いでしょう。
明日の予報は午前中は4~6フィート、午後は3~5フィートの見込みです。
まとめ
日本とビクトリア州では2時間の時差があり、ビクトリア州が2時間進んでいます。
ファーストコールとなる現地時間の3月31日午前7時45分は、日本時間では同日午前5時45分となります。
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公式サイト「Rip Curl Pro Bells Beach」