ここ最近は世界的な物価高や円安の影響から、日本人が海外旅行に出にくい環境となっています。

過去には物価が安いと言われていた東南アジアであっても、例えば私が今年2月に訪れたフィリピンなんかはすでに日本と物価が同じくらいの水準に上がっていますし。

そこで気になったのが円安の現状における世界のウェイブプールの現在の利用料金。

今回の記事は、ウェイブガーデン社の造波装置「The Cove(ザ・コーヴ)」搭載ウェイブプールの国による料金の違いに関するニュースをお届けします。


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今や様々な造波装置メーカーが市場に参入しているものの、ウェイブガーデン社をピックアップした理由はリーディングカンパニーであるため。

リーディングカンパニーと言う事で、同社の造波装置を搭載したウェイブプールの数が多いので比較しやすいからです。

現時点において、同ウェイブプールを一般オープンしている施設は以下の通り。

*ザ・ウェイブ:イギリス - 15位
*アーバンサーフ(メルボルン):オーストラリア - 7位
*ウェイブパーク:韓国 - 20位
*アライアベイ:スイス - 1位
*サーフランド:ブラジル - 39位以下
*プライア・ダ・グラマ:ブラジル - 39位以下

上記6つは全てザ・コーヴと呼ばれる造波装置を使ったウェイブプールを設置している施設です。

利用料は各国の収入にも左右されると思うので、上記に記した順位は2022年の国別平均年収のランキングとなります。

ちなみに、日本のランキングは21位です。

ここからは各ウェイブプールの利用料を紹介していきますが、ビギナーのレッスンや上級者用などコースのレベルによって料金は変わるので、最も高額なサーフセッションの値段比較となります。

最も高額となるのは上級コースとなるケースが多く、波のサイズとパワーが増す人工波を発生させるために使うエネルギーが大きくなるためでしょう。

ザ・ウェイブ:イギリス

ザ・コーヴ搭載ウェイブプールの一般オープンとして世界初かつヨーロッパ初となったザ・ウェイブ。

オープンしたのは2019年で、プールのサイズは「150×150M」。

ザ・コーヴ搭載プールの規模はモジュール数に左右され、モジュール数が多いほど規模が大きくなります。

そしてザ・ウェイブのモジュール数は40。

利用料金は、ザ・ウェイブは中級~上級の値段設定は同じで平日と週末で料金が10ポンドほど違ったりし、最も高いのは60ポンド(11,700円)。

アーバンサーフ(メルボルン):オーストラリア

ザ・ウェイブの後を追う形で、2020年に入ってすぐにオープンしたのがアーバンサーフメルボルン。

プールのサイズは「160×160M」で、モジュール数は46。

アーバンサーフでハイエストレベルのコースは「Expert」で、その下の「Adcanced」以下は100豪ドル以下でコースによって価格差が大きいです。

そして最も高い「Expert」は直近のスケジュールを見ると149豪ドル(15,100円)となっています。

ちなみに、2週間後の5月13日に一般オープン予定となっているアーバンサーフ第二弾目となるアーバンサーフシドニーの「Expert」は、なぜか10豪ドル高い159豪ドル(16,100円)の設定となっています。

ウェイブパーク:韓国

アジア初のザ・コーヴ搭載プールとして2020年に一般オープンしたウェイブパーク。

プールのサイズは「160×160M」で、モジュール数は56と現時点においてザ・コーヴ搭載プールとしては世界最大規模となっています。

昨年までのウェイブパークは、中級も上級も料金は一律となる8万ウォン(9,000円)でした。

ですが、今年から上級のみが値上がりして11万ウォン(12,400円)。

アライアベイ:スイス

完全なる内陸エリアに2021年に誕生したのがアライアベイ。

プールのサイズは「100×100M」で、モジュール数は46。

利用料は特にレベルによっての違いはないようですが、「Best」、「Normal」、「Peak」で分けられています。

最も高い「Peak」の料金で149フラン(25,300円)。

サーフランド:ブラジル

ブラジルのサンタカタリーナ州にて2023年にオープンしたサーフランド。

プールのサイズは「160×160M」で、モジュール数は52。

ブラジルも現在ではオーストラリアと並ぶサーフィン大国と言う事で、一般サーファーでも楽しめる人工波の種類はハイレベル。

韓国のウェイブプールの現在のハイエストレベルが「T2」ですが、その4つくらい上のレベルまで一般開放しているようです。

利用料は中級以降は一律料金となっている500レアル(15,000円)。

プライア・ダ・グラマ:ブラジル

ザ・コーヴ搭載プールとしてブラジルおよびアメリカ大陸で初として2021年に一般オープンとなったプライア・ダ・グラマ。

プールのサイズは「160×160M」で、モジュール数は52。

料金については、現段階で公式サイトがダウンしていてアクセスできないので不明。

まとめ

比較的、平均年収ランクに沿った金額と言えるのですが、ブラジルのサーフランドだけ乖離が突出しているかなと言った印象を受けます。

ただ、全体的な値段で見ると、オーストラリアのアーバンサーフはハイエストレベルのコース以外は100豪ドル以下なので、平均年収から見たお得度としてはオーストラリア人にとっては最もコスパが高いでしょう。

オーストラリアはサーフィン大国でサーファーが多いので、需要と供給のバランスが良いためなのでしょうね。

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