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via Surfing Republica's instagram

ちょうど終了したばかりの中米エルサルバドルで開催されていた2024年ISA(国際サーフィン連盟)ワールドジュニアチャンピオンシップ。

同イベント中にコンテストサーフィンにおいてはタブーとされるルール違反の行為が行われ、SNSで大炎上となりました。

その行為とは意図的なドロップイン(前乗り)で、度を超えた行為であったためです。

今回の記事は、ISAイベント期間に行われて大炎上となったドロップイン行為に関するニュースをお届けします。


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意図的なドロップインが行われる事になったヒートに出場していたサーファーは4名で以下の通り。

・ウィロー・ハーディ(オーストラリア):青ジャージ
・レイチェル・アゲロ(コスタリカ):赤ジャージ
・マリア・サルガド(ポルトガル):緑ジャージ
・エリカ・マキシモ(ポルトガル):白ジャージ

ドロップインが行われたのはヒート終了間際の残り時間1分を切ったシチュエーションで、その時の順位とスコアは以下の通り。

1位:レイチェル - 6.83+4.73=11.56
2位:マリア - 6.07+4.00=10.07(5.50で逆転)
3位:ウィロー - 7.67+2.03=9.70(2.40で逆転)
4位:エリカ - 3.90+3.67=7.57(6.17で逆転)

最も逆転が現実的なのがウィローで、ヒートシングルハイエストをスコアしていたので逆転に必要なスコアはわずか2.40だったためです。

ですが、残り1分の状況でプライオリティは3番手だったので、セット狙いは厳しくインサイドの小さめの波に手を出すことに。

すると、プライオリティが4番手のエリカがウィローにドロップインをし、さらには背中を押したりと妨害行為に及びました。

実際の動画は以下となります。

当時4位だったエリカがこのような行動を起こした理由は、同じポルトガル代表で2位のマリアが逆転されることを阻止するためだったとか。

結果的にはウィリーは逆転に成功したので良かったのですが。

見方によってはマリアに対して友達思いとも取れますが、ドロップインされたウィリーを踏み台にしようとしたということでSNSで大炎上となることに。

そしてISAは以下の声明を発表。

肉体的な繰り返しの妨害行為に加えて言葉によるハラスメントもあったので、エリカの今イベント出場権をはく奪し、エリカのチームポイントも無効とします。

また、管理団体であるポルトガルのサーフィン連盟に対して罰金を科せます。

その後、エリカは涙ながらの謝罪動画を公開することになり以下の通り。

昨日の私の行為は決して褒められるものではありませんでした。

私はオーストラリア人サーファーに対して、スポーツマンシップに反するインターフェアを犯しました。

あんなことをするために今イベントに出場したわけではなく、ただただ仲間を助けたいとの思いから過ちを犯してしまいました。

この場を借りて、インターフェアをしてしまったサーファー、オーストラリアチーム、ISAに謝罪致します。

今回の謝罪は、若手アスリートには決して同じような過ちを犯してもらいたくない事例として残そうと思い動画にしました。

今回の件に関しては大炎上と言う事で批判の声が多い一方で、自分の非を認めた謝罪動画を評価するコメントも見受けられます。

コンテストサーフィンで意図的なドロップインはこれまでにも見た事は極まれにありますが、ここまで執拗だったケースを見たのは初めてだったので個人的には唖然とさせられました…。