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Photo: WSL / Matt Dunbar

2021年シーズン中盤まで長年に渡りワールドツアーで活躍してきたトップサーファーのジュリアン・ウィルソン「Julian Wilson」(35歳)。

2021年当時はまだコロナ規制が厳しく、特にジュリアンはオーストラリア人と言うことで帰国の度に2週間の隔離を強いられ、家族との時間を大切にしたいという理由でCT(チャンピオンシップツアー)から離れました。

でしたが、正式にコンテストシーンへと復帰する意向であることを発表。

今回の記事は、ジュリアン・ウィルソンが自身のSNSで公開したコンテスト復帰への意思表明コメントに関するニュースをお届けします。


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まずはジュリアンのコメントから紹介します。

ちょうど3年前の今頃、東京五輪の余韻に浸りながらホテルの隔離室に滞在し、ワールドツアーサーファーとしての自分の夢が崩れていく傍ら、(精神的に)非常に困難な時期に最高のパートナーであり父親であるために帰宅することに決めたんだ。

当時の決断に一切の悔いはないし、妻と家族の事は心から愛している。人生において、家庭での健全な関係や家族を育てる機会に勝るものはないんだから。

ここ半年ほど、再びコンテストサーフィンについて真剣に考えるようになったんだ。そして、もう一度トライするべき時期が来たと思ってる。希望としては、2025年シーズンのCS(チャレンジャーシリーズ)出場権のワイルドカードを得ること。

JS、FCS、Sunbumと言ったスポンサーのサポートを受け、自分のブランド「Rivvia Projects」ステッカーをノーズに貼ったボードに乗って好成績を残したいって思ってるから、このチャレンジが楽しみでしょうがないんだ。

サーフィンらしいチャレンジの楽しみや健康的なライフスタイルって点でも。サーフィンが大好きだし、今もハングリー精神は存分にあるからトライするしかないよね。

さて、当時ジュリアンがワールドツアーを離れる旨のコメントを発表した際の過去記事を振り返ると、ジュリアンは「無期限セミリタイア」と発表していました。

ジュリアンみたいに、完全に引退と発表しないサーファーも多いのであくまでも形だけと思っていましたが、まさかコンテスト復帰の意向を示したのはビッグサプライズと言えるでしょう。

ジュリアンの望むCSワイルドカードについてですが、個人的には付与されるのではと思います。

ジュリアンは10年もワールドツアーに在籍し貢献してきたサーファーで、本来ならばCT落ちとなってもワイルドカードでCT残留もできるほどであったのに、何のワイルドカードも得ることなくツアーを離れているので。

来季のCSでジュリアンが復帰となれば、CSイベントを楽しみにするファンも増えると思うので今後の動向から目が離せません。