サーファーにとって海での脅威で真っ先に頭に思い浮かぶと思われるのはシャークアタック。
映画になったりするほどセンセーショナルかつホラーですし。
サメ以外には、日本だとエイやカツオノエボシ(英名:ブルーボトル)も現実的な脅威と言えます。
ただ、私は初めてリアルタイムでサーファーの被害を聞いたと思うのですがメカジキも危険とのこと。
今回の記事は、サーフパラダイスのインドネシアで発生したメカジキによるサーファー死亡事故に関するニュースをお届けします。
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事故が発生したのはメンタワイ諸島のベンベンと言うサーフスポットでの事で、事故発生日は10月18日とのこと。
犠牲者となったのは、イタリア人女性で元プロスノーボーダーで現在はサーフィンにどっぷりとハマっていたジュリア・マンドゥリーニ(36歳)。
そんなジュリアが波待ち中、英名でソードフィッシュと呼ばれる鼻先が刀のようにとがったメカジキがジュリアの左胸に突き刺さったそうです。
現場にはサーフリゾート「HIDDEN BAY RESORT MENTAWAIS」のオーナーも居合わせたとの事で、当時の状況は以下の通り。
ジュリアの叫び声を聞いて救助に向かったサーファーたちによると、ジュリアは大量に出血していて、ジュリアの元まであと一歩という所で波が接近してジュリアはそのまま意識を失ったらしい。
私はジュリアのボーイフレンドのフェロと一緒にボートに乗っていて、異変に気付いてボードを持って海へ飛び込んで、みんなのいる方へとパドルで向かったんだ。
ジュリアはすでにビーチまで運ばれていて、私がビーチに辿り着いた時はすでに意識不明だった。
何とか回復させようと必死に手を尽くしたけど、成す術がなかった。
我々のボートがビーチに到着してすぐに病院へと搬送したけど、すでに心肺停止状態で手の尽くしようがないと担当医師から告げられたんだ。
我々のリゾートでは緊急事態に備え、最大限の安全対策を備えているけれど、それでも今回の場合はジュリアの命を救う手段は無かったと思います。
さて、メカジキによる死亡事故は無いわけではないのですが、件数自体は少ないかなり珍しいケースのようです。
そのため、予防策というものがないのが歯がゆくもあり、悔しくもあります。
ご冥福をお祈りします。
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参照記事「Italian Surfer Dies After Being Impaled by Needlefish in Mentawais」