現在までに開拓されているサーフスポットの中で、世界最大サイズの波がブレイクしているのがポルトガルのナザレ。
トウインサーフ(tow-in:ジェットスキーで牽引して波に乗るスタイル)によるビッグウェイブのギネス世界記録は、男女共にナザレで記録されているためです。
そんなナザレも北半球のウインターシーズンのアーリーシーズンという事で、ビッグスウェルが入り始めているようです。
今回の動画は、ナザレのレギュラーチャージャーであるニック・ヴォン・ラップ「Nic Von Rupp」(34歳)によるナザレで今季初となったフリーサーフィン映像をお届けします。
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ナザレでビッグウェイブが発生しやすい事には理由があり、その理由となるのは海底谷(かいていこく)。
シンプルに言ってしまえば沖合いから波がブレイクするラインナップまでの水深が、一般的には徐々に水深が浅くなっていくのですが、ナザレでは一気に水深が変わるためです。
つまり、スウェルのサイズや向きがどうこうといった話ではなく、環境的に波のパワーが集約されやすい自然のバックグランドを持っているというわけです。
そんなナザレの今季オープニングスウェルをフィーチャーしたのが今回のニックの動画。
動画冒頭ではトウイン、中盤は先日開催されたビッグウェイブチャレンジ、後半はパドルインでの様子が収録されています。
今回のスウェルは20~30フィートほどだったとの事で、ニックなどはトウインで100フィート越えを狙うようなトップサーファーの一人。
そのため、今シーズンの道具の調整などウォームアップセッションという位置付けだったようです。
今季2024~2025年シーズンのナザレでは、100フィート越えとなるギネス世界記録更新となるのか楽しみにしたいところですね。