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現地時間2024年12月18日、ハワイのオアフ島ノースショアのパイプラインを舞台に開催されていた「Vans Pipe Masters」が終了。

CTイベントから離れ今年で3年目となったパイプマスターズの優勝者「パイプマスター」に輝いたのは、メンズがネイザン・フローレンス、ウイメンズがエリン・ブルックスと言う結果となりました。

今回の記事は、2024年パイプマスターズの結果やイベントハイライト動画などといったニュースをお届けします。


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メンズが40名、ウイメンズが20名参加でおよそ半数がローカルハワイアンと言う枠組みで開催となったパイプマスターズ。

イベント開催前の波予想では、相当コンディションに期待が持てる見込みとなっていたのですが、思っていた以上に予報が大幅に変更。

特にイベント終盤はベストコンディションと思いきや、いきなり予報が20フィート越えにジャンプアップしたりするほど。

そんな中、4日間に渡り開催されたイベント最終日は風向きなど難しいコンディションではあったものの、パイプらしいビッグバレルがブレイクする様子が見られました。

そんなコンディションの中でベストofベストな波を掴んでメイクしたのが、ローカルハワイアンのコア・スミス。

コアはエアドロップからパイプラインのバレルに包まれ、ドギードアから見事にメイクしてコールされたスコアが30ポイント満点。

このライディングは、イベント最終日におけるハイライトの一つと言って間違いないでしょう。

さて、ここからはトータルスコアのトップ4が出場となったファイナルについて触れていきます。

ウイメンズのファイナリストになったのは、エリン・ブルックス、ケイトリン・シマーズ、ベティルー・サクラ・ジョンソン、モアナ・ジョーンズ・ウォン。

おそらく最も印象的だったのは、エリンによるパイプのビッグクローズアウトへのチャージでしょう。

クローズアウトにチャージして潰されたのですが、それでも16.80ポイント(30ポイント満点)をスコア。

このスコアについては賛否両論あり、メイクしていないのでスコアが高すぎるという声や、シンプルに素晴らしいチャージだったと意見が分かれます。

個人的にはあのスコアは高すぎると思いますが、あれほどのサイズにチャージすればそれなりにスコアを伴うと言うジャッジの意思を見せることでウイメンズサーフィンをプッシュしているようにも感じました。

なにはともあれ、10年ほど前などにウイメンズのスペシャルヒートが開催された時などとは比較にならないほどハイレベルになっているのは間違いないです。

その後、エリンは再びパイプでミディアムサイズのバレルをメイクして21ポイントを叩き出し、史上最年少のパイプマスターに輝く結果を残しました。

今季のエリンはワイルドカード出場したフィジーでのCTイベントで優勝したり、CTクオリファイを決めたりと、コンテストシーンで最も輝いたウイメンズサーファーの一人と言えます。

しかも、まだ17歳という事で今後の活躍から目が離せません。

1.エリン・ブルックス(カナダ): 37.80 points ($75,000)
2.ケイトリン・シマーズ(アメリカ): 22.00 points ($50,000)
3.ベティルー・サクラ・ジョンソン(ハワイ): 18.50 points ($25,000)
4.モアナ・ジョーンズ・ウォン(ハワイ): 16.50 points ($15,000)

メンズサイドでファイナル進出を決めたのは、コア・スミス、アラン・クレランド、ネイザン・フローレンス、アイヴァン・フローレンス。

ハイライト動画だけを見るとグッドコンディションにも見えますが、実際には長いウェイティングゲームがあったりとメンタル的にタフな展開となることに。

そんな中でも、数少ない波をしっかりとキャッチしてスコアを重ねたのが昨年優勝のジョンジョンの弟であるネイザン。

ちなみに、今年のジョンジョンは出場を辞退し、ファイナルではネイトのYoutubeチャンネルのライブで母親と一緒にコメンテーターとして参戦していました。

そしてネイトが、ここ最近ではビッグウェイブサーファーとして人気や実力でトップと言う称号に加え、パイプマスターの称号を手にイベントが幕を閉じました。

1.ネイザン・フローレンス(ハワイ): 42.00 points ($75,000)
2.アラン・クレランド(メキシコ): 21.70 points ($50,000)
3.コア・スミス(ハワイ): 7.70 points ($25,000)
4.アイヴァン・フローレンス(ハワイ): 0.00 points ($15,000)

イベント初日ハイライト

イベント2日目ハイライト

イベント3日目ハイライト

イベント最終日ハイライト

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