Photo by Laurent Masurel/World Surf League

現地時間2025年2月18日(ポルトガル)、ナザレを舞台にしたWSLビッグウェイブイベント「TUDOR NAZARÉ Big Wave Challenge」が終了。

個人戦を制したメンズはクレメント・ロゼイロでウイメンズはジャスティン・デュポン、チーム戦はクレメント・ロゼイロ&ニック・ヴォン・ラップと言う結果で幕を閉じました。

今回の記事は、ナザレチャレンジのイベントレポートやハイライト動画などと言ったイベント情報に関するニュースをお届けします。


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イベントレポート

メンズ個人戦

今シーズンのメンズに関しては、過去2イベントをスキップしたカイ・レニーが出場することに。

となると、個人戦についてはカイ不在時に2連勝していたチャンボこと、ルーカス・チアンカとカイの優勝争いになると誰もが予想していた事でしょう。

そんな予想を裏切り、今季で2度目の出場となったフランス代表のクレメント・ロゼイロが優勝を果たす結果に。

クレメントの優勝を決定付けたのは、ファーストラウンドの2本目に乗った波でスコアした7.50ポイント。

バンプだらけのフェイスを切り抜けからのビッグウェイスでのターンは、トウインビッグウェイブシーンにおけるハイパフォーマンスサーフィンに相応しいパフォーマンスでした。

クレメントのコメントは以下の通り。

(トウインパートナーの)ニックには本当に感謝してるし、僕らは最高のチームだったよ。

ニックからは多くの事を学び、特にジェットスキーの運転については大きかった。

それに互いにプッシュしながらパフォーマンスできたのも良かったね。

ウイメンズ個人戦

ウイメンズは、昨年2024年に出産を経てビッグウェイブサーフィン復帰したジャスティン・デュポン。

出産以前はパドルインとトウインの両方をこなすウイメンズのビッグウェイブサーファーとしては頭が一つ抜けた存在だったので、貫録を見せつける結果になったと言えるでしょう。

ジャスティンのコメントは以下の通り。

以前は恐怖心が強かったの。

出産を経てからは、子供がしっかり眠れているのかや食べているのかなど、子供の心配ばかりするようになったおかげか、波への恐怖心は代わりに薄れたわ。

私たちは家族みたいなチームだし、互いに理解し合っているから、ここへパフォーマンスしに戻って来れて本当にハッピー。

唯一の心残りは、(トウインパートナーの)エリックを良い波に乗せて上げることができなかったこと。

今日のコンディションはかなりのバンピーコンディションで、まるでロデオのような感じだった。

チーム戦

個人戦を制したクレメントがニックと組んだチームが優勝となったチーム戦。

シンプルにクレメントがいるからチーム戦も優勝と思われがちですが、トウインはパートナーの力あってこそという事で、ニックの力も大いに貢献しての優勝です。

ニック個人のトータルスコアが影響するのはもちろんのこと、クレメントがベストウェイブを掴めたのはジェットスキーを運転したニックの判断力も大きいので。

チーム戦優勝に関するニックのコメントは以下の通り。

ファーストヒートはバンピー過ぎるコンディションの中、あまりに攻めすぎてワイプアウトしまくったね。

去年は優勝できたはずだったのに逃したから、今年はハードなトレーニングを積んで戻ってきた。

ナザレで出来るだけ時間を費やしてきたから、本当に長いシーズンだったよ。

クレメントが2本のグッドスコアをマークして、リーダーボードでトップに立ってくれたのは本当にストークした。

24/25年ナザレチャレンジのハイライト動画

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